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 昨日のマーケットでは実に静かな動きとなった。ドル金利、米国株は狭いレンジにおさまっており、ユーロドルも30ポイントほどだけ。そのなかでもドル円だけは思惑が絡んでいて、それなりに動いた。東京時間にはポジション調整のためのドル円のショートカバーが優勢だったが、海外時間では再びドル円は軟化。見事に143円台まで突っ込んでいる。

 やはりドル円は上値が重たいと言える。ショートカバー以外には積極的なドル買い需要は出てこないようだ。むしろこれまでの積み上がったドルのロングポジションの解消する方向のバイアスが強まってきている。ドル円は来月のFOMCが終わるまで、すなわち年内の金融政策の見極めがつくまでは、ドルの戻り売りで攻めていくしかなさそうだ。

 本日、水曜日のニューヨーク市場の引け後のエヌビディアの決算に向けて、マーケットでは期待だけが高まってきている。米国株は関係のないセクターまでツラレ高になっており、史上最高値の近くで張り付いている。

 しかし企業利益が予想EPSの２倍とかが出ることを期待しているようだが、それは第１四半期に見られはしたが、そう簡単に実現されるものではない。少なくともその周辺の企業群、例えばグーグルやアップルなどの発注元を見ても、TMSCのような受注者を見ても、ここ数ヶ月で格段の注文量が増えたということはない。

 また今後に新発売を予定していた新プロセッサーも、世に出るのが遅れ気味になっている。新プロセッサーといっても、計算とか処理といった性能が向上するわけではなく、消費電力を少なからずセーブできる仕様のようだ。はたして市場が思っているほどの効果があるのかどうか。

日本時間 16時00分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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