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 昨日は東京時間でも欧州時間でもドル円は139円台に片足を突っ込んだ。しかし滞在時間は短い。ニューヨーク時間でドル金利の動向をもっと見たいということなのだろう。そして結果としてはニューヨーク時間はドルのショートカバーが強まった。また139円台に突っ込むだろうという観測のもと、短期筋の多くがドル円をショートに構えていたからだとも言える。

 ドル売りの腰はいったんは折れて、本日の東京早朝には141円台まで値を戻してきている。しかし相変わらずドル円の上値は重い。

 今週は主要な国の金利会合が相次ぐ。水曜日はFOMCで、木曜日はBOE、金曜日は日銀と並んでいる。イギリスは7月に25ベーシスの利下げをして、先日のECBで横並びと言うことで市場もそれ以上のものは期待していないため、今回の予想は変更なしだ。しかしFRBの姿勢に関してはいまだに見方が分かれている。

 25ベーシスの利下げをするのは確実視されているのだが、50ベーシスすべきだという意見が各方面からも絶えないのだ。米国株の史上最高値を更新中なのを見ても、マーケットは50ベーシスするのを前のめりに期待している。これが相場動向の波乱要因にもなりかねない。

 日銀は総裁も理事もスタンスを変えていないので、タイトニングの姿勢は変わらないであろう。正常化を目的にするのであれば今回も利上げしても良さそうなのだが、前回の利上げ以来、円安もかなりおさまっている。早急に連続利上げをする必要性も少なくなってきているということだ。またそれが市場のコンセンサスにもなっている。

日本時間 15時20分

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