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 FOMCの終わった当日のニューヨーク市場では米国株は上げ渋った。そして前日比ではマイナス転しての利食い売りの続出であった。しかし昨日のマーケットでは米国株が大きく値を伸ばしており、史上最高値を更新している。それはFEDが大幅利下げをしたからのせいになっている。矛盾しているような感じもするが、それでしか説明が付かないであろう。

 ドル円のほうは大味な動きとなった。朝がたは142円台の前半でスタート。直前のニューヨーク時間でのドル買いの流れを素直に継続して、そのまま143円台の後半まで進んだ。このままドルの終わってしまうのかと思っていたら、東京時間の午後からはドルの利食い売りが加速。朝の水準も下回ってきて再び142円台の前半まで下げ続けた。これで２円が往復して４円ほども動いたことになる。

 しかしドル円の動きは不安定なままで、欧州時間では再度の143円台乗せ。そしてニューヨーク時間の指標発表後には143円台の後半に進んだ。このステージでは東京時間に就けた高値を超えられなかったので、テクニカル的に利食い売りがかさんだ。そしてふたたび142円台に戻しているのである。

 本日は日銀の金利会合だ。しかし日本サイドのスタンスに変化はないようで、それ近い将来の利上げをほのめかしており、結果としてドル円の目先を重たくしている。160円台からここまで下がってきている過程でも、その都度の戻しの場をいうものがあったが、いずれも３円ほどがマックスの戻し幅であった。

 今回も140円台を瞬間的に割り込んだところからの戻しはどこまでなのかを人ごとのように観察していたが、143円台の後半までだった。やはり目先のトレンドは変わっていないと言える。

日本時間 15時45分

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