【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第28回目の開催が決定しました!
開催日時は、11月16日(土)20時30分からで、参加できるのは11月6日(水)までにメルマガ購読者となった方です。米大統領選(米国大統領選挙)でトランプ氏が圧勝後、少しずつ動き出そうとしている相場の状況をみなさんで確認しましょう。(当日時間の合わない方は後日、アーカイブ動画を期間限定で見ることができます)。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
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⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も
米ドルが買われ、株式市場は過去最高値更新を繰り返し。来年からのトランプ政権は何でもできる状況を、金融市場が徐々に理解
先週(11月4日~)の米大統領選は、トランプ氏が圧勝し、また同時に選挙された上下院も共和党が多数となりました。
これにより、米大統領と上下院を共和党が支配するトリプルレッドとなりました。
また、前トランプ政権の時に任命した最高裁判事により、最高裁も保守派共和党の判事が過半数となっていて、来年(2025年)1月からのトランプ政権は、何でもできる状況となっています。
こうした政治状況は、トランプ氏の目指す政策が議会の抵抗なく進められる可能性を高めていますし、仮に反対派が裁判を起こしても、最高裁でトランプ氏の政策が支持される可能性が高いことを示しています。
つまり、来年からのトランプ政権は、かなり強力に何でもできる状況が揃っているということです。
こうした状況は徐々に金融市場でも理解されており、株式市場は最高値更新を繰り返し、為替市場では米ドルが買われています。
来年からのトランプ政権は、かなり強力に何でもできる状況が揃っている。こうした状況は徐々に金融市場でも理解されており、株式市場は最高値更新を繰り返し、為替市場では米ドルが買われている (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
ユーロ/米ドルは11月の米大統領選を控えて、1.0760ドルを底に少し戻す動きに。売りポジションの巻き戻しが入った
私のメルマガでは、米大統領選の10月からチャートの動きに従い、ユーロ/米ドルの売り戦略を取ってきましたが、日足は10月23日(水)安値1.0760ドルを底に、少し戻す動きになりました。
この点は先週の当コラムで書いたように、11月の米大統領選を控え、売りポジションの巻き戻しが入ったものと思われます。
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⇒米ドルは米大統領選後にどちらに動いてもいいニュートラルな状態。ダウ理論に従ってもいったん様子見でも、小さく始めてピラミッティングでポジションを育てればいい!(11月5日、田向宏行)
(出所:TradingView)
現時点の相場はトランプ氏と共和党圧勝で動いていますが、1週間前はまだ混沌としていました。
報道メディアや賭けサイト、政治分析サイトなどでは、トランプ氏とハリス氏の接戦が伝えられ、「歴史上稀に見る接戦」とまで言われていました。
ただ、こうした選挙情勢の分析があれば、トレーダーも一定程度のリスク回避をする必要があります。もし、大きく逆に動いたら急速に損失が生じるからです。よって、相場に関わる人なら10月後半の巻き戻しは当然と言えます。
また、その戻しが半値付近までで、ポジションをニュートラルに戻したことも先週のコラムで書きました。
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ユーロ/米ドルはトランプ当選で一時的に下げた11月6日の値幅を超えて、下げ始めた! 相場が売りに傾いてきた可能性
直近のユーロ/米ドル日足を見ると、日本時間11月6日(水)に選挙開票が進むと、一気に米ドルが買われ、ユーロ/米ドルは下落しました。
ただ、この動きはトランプ当選に浮かれた、ワッショイの動き(お祭り的な動き)と思われ、その後数日はこの11月6日(水)の値幅内の動きが続きました。
(出所:TradingView)
おそらく、冷静な市場参加者はトランプ氏の動き、今後の政策などを分析していたはずです。
また、ダウ理論の基本を知っている人からすれば、11月6日(水)安値を下抜けない段階で仕掛けるのは、リスクがあることがわかっています。ワッショイは一時的な動きかもしれないからです。
こうした膠着のあと、ユーロ米ドル日足は昨日(11月11日)になって、11月6日(水)の値幅を超えて下げ始めています。
こうなると、ダウ理論では売り手が増えて安値更新されて下げていますし、酒田五法の包み線で考えても、これを下抜けて下げています。
相場が売りに傾いてきた可能性が出てくるので、売り仕掛けする人が増えていきます。
(出所:TradingView)
ユーロ/米ドルは4月安値1.0600ドル、2023年安値1.0488ドルを下抜ければ、2022年安値0.9899ドルに向けて下げる可能性
そうして、ユーロ/米ドルは4月安値1.0600ドルに向かっています。
本日(11月12日)のメルマガでも書いたように、ここを下抜けると、ユーロ/米ドルはさらに下げる可能性が強まります。
(出所:TradingView)
ユーロ/米ドル月足を見ると、ダウ理論では2022年の高値1.1494ドルと安値0.9899ドルでレンジができています。その後は理論どおり、このレンジの間での推移がずっと続いていることがわかります。
2022年高値1.1494ドルの下に、2023年高値1.1275ドルがあり、今年はこの2023年高値1.1275ドルの上抜けを試しに行きましたが、9月高値は1.1213ドルまでで、上抜けできませんでした。
つまり、ユーロ/米ドルの買い手は、これ以上は上がらないことが確かめられ、その後ユーロ/米ドルは下方向へ動き出しています。
下方向には、まず直近の注目点となっている4月安値1.0600ドルがありますが、ここは今年の安値です。そして、この下には2023年安値1.0448ドルがあります。
前述のとおり、今年9月に2023年高値抜けを試してダメだったので、次は2023年安値1.0448ドルを下抜けできるかが注目点です。
仮に、この2023年安値1.0448ドルを下抜けるようだと、ユーロ/米ドル月足は、2022年安値0.9899ドルに向けて下げる可能性が出てきます。
拙著やメルマガでお伝えしていますが、相場が動く直接的理由は売り手が多いか、買い手が多いかだけです。
ということは、昨年高値超えができず、買い手が買いを諦めた動き(=売り)と、トランプ米大統領誕生に向けた積極的な米ドル買いの動き(=ユーロ/米ドルの売り)が重なると、ユーロ/米ドルは売り手優勢となる可能性が強まります。
まずは今年安値1.0600ドル、そして、2023年安値1.0448ドルを下抜ける動きになってくるかが、ユーロ/米ドルの注目点と思われます。
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トランプ政権の誕生を前に、相場は徐々に動き出している可能性。ダウ理論はタイミングをチャートから理論的に示してくれる
ただし、方向が合っていても取引タイミングが合わないと、相場で利益は得にくいです。
ファンダメンタルズ分析は取引タイミングを示さないので、個人投資家に難しく、私はシンプルなテクニカルをおすすめしています。
相場取引で特に重要なのが、エントリーのタイミングと損切り位置で、ダウ理論はこれをチャートから理論的に示してくれます。
トランプ政権の誕生を前に、相場は徐々に動き出している可能性があります。
値動きの事実を見ることで、他の市場参加者が何を考えているのか、どう仕掛けているのかを推測するためにも、テクニカルを試してみることをおすすめします。
ご興味があれば、10日間のお試しができるので、私のメルマガも参考にされてみてはいかがでしょうか。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
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さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
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