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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円は今年半値付近の150円を超えて全戻しに向かう
のか、昨年半値付近の140円を割って下げていくのか、歴
史的な分岐点にある! 介入の前でテクニカルは役立たない

2024年10月15日(火)17:05公開 (2024年10月15日(火)17:05更新)
田向宏行

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【オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第26回目の開催が決定しました!

 開催日時は、10月19日(土)20時30分からで、参加できるのは10月9日(水)までにメルマガ購読者となった方です。衆院選や米大統領選を控えて、相場に大きな方向感を見出すのが難しくなっていますが、土曜の夜に皆さんで状況を確認しましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
【※関連コンテンツはこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

米ドル/円は日足週足のダウ理論が上向きで、150円手前まで上昇したが、1日の値幅が狭くなり、慎重にした方がいい

 米ドル/円は、150円付近の動きが注目されます。

 7月から下げた米ドル/円は、9月16日(月)に140円を割ったとこで下げ止まりましたが、その後日足はダウ理論が転換して上昇し始めました。

 ただ、残念ながら日足ダウ理論でも石破ショックには対応できず、方向感に迷いが出ていました。

 それでも、拙著では「ダウ理論が転換を繰り返すなら上位時間を見る」ことをお伝えしており、週足を見てみると、レンジ上限だった9月2日(月)高値147.16円を上抜けてからは、日足とともにダウ理論が上向きとなり、本コラム執筆時点で150円手前までダウ理論のとおり上昇しています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 直近の値動きを見ると、10月10日(木)に8月15日(木)高値149.38円を上抜けてから、日足はそれまでより1日の値幅が狭くなっています。これは週足を見るとより顕著です。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

値幅が狭いということは、1日の中で買い手が少ないか売り手が多い、または米ドル/円の取引自体が少ないかが考えられます。

 これまでの本コラムで触れたように、米国大統領選挙を控え、大口投資家はポジションを傾けにくくなることが考えられ、こうした背景から米ドル/円相場は動きにくいのかもしれません。

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米ドル/円は140~150円ぐらいでしばらく膠着か。カマラ・ハリス優勢はひっくり返る可能性。米大統領選まで流動性も低下しそう。個人投資家は避けたほうがいい相場に(10月1日、田向宏行)
米ドル/円は139.56円まで下げたが、直近は大きな相場の終盤か、新しい相場の序盤の可能性。相場の終盤や序盤はリスクを抑え、中盤の大きな動きは突っ込み利益を狙う!(9月24日、田向宏行)

 また、140円台前半は162円付近から下げてきたので、売り手の利益確定買いや、自民党総裁選でアベノミクス再来を謳った高市氏への期待があって大きく動いた可能性もありますが、10月の石破政権発足でそうした動きが縮小したのかもしれません。

 それでも、米ドル/円相場は日足ダウ理論が転換することなく、引き続き上昇していますが、150円台を目前に少し慎重にした方がいいと思っています。

 このため、メルマガではすでに、米ドル/円ではなくユーロ/米ドルに切り替えています。

米ドル/円は昨年半値付近の140円を割って下げていくのか、今年半値付近の150円を超えて全戻しに向かうのか、歴史的な分岐点に

 値動きが弱まるとか、値が伸びないとなれば、その先に値動きを止める要因、つまり相場の壁があるはずです。

 そう考えると、現在値の上には150円の大きな節目の壁があります。また150.75円は現時点で今年(2024年)の値幅の半値です。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 この年足の半値に注目すると、昨年(2023年)の半値は139.55円で、今年の安値は9月16日(月)安値139.56円ですから、162円手前からの下落は、昨年の半値でいったん止まって反発していることになります。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 一方、今年は7月3日高値(水)161.94円から9月16日(月)安値139.56円まで下げて、その半値の150.75円手前まで戻していて、ここから再び下げるのか、全戻しに向かうのかが注目されています。

 こうした大きな月足のレベルを考えると、当面は昨年の半値付近の140円から今年の半値付近の150円の間で推移するかもしれません。

 これは昨年足の半値を割って下げていくのか、今年の半値を超えて全戻しに向かうのかという大きな分岐点となるレベルが、140円から150円付近の動きということです。

 この140円から150円のレベルは、歴史的な分岐点となる可能性があり、そうした場面で市場に参加している私たちは、貴重な経験をしていることになるかもしれません。

米ドル/円で売り手にまわる判断を、想定外かつ強力な介入がある状況でしなければならないのは難しい

 また、151円付近には21週SMA(単純移動平均線)がありますし、さらに、その上には、2022年高値151.93円と2023年高値151.89円があります。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 そして、152円付近は当時の神田財務官が介入を実施したレベルでもあり、当局が注視するレベルと思われます。

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 実際、すでに財務官を退任して内閣官房参与となっている神田氏は、149円台となっていた10月10日(水)に都内で講演して、「為替市場の動向について、引き続き高い緊張感を持って警戒を続けていく」と述べています。

 現職の三村財務官がどのような対応をするかはわかりませんが、前任の神田財務官が何兆円もかけて下げた米ドル/円相場を、すんなりと元のレベルに戻すことはないでしょう。

 おそらく、前回の7月の介入と同様に、仕掛けやすいチャートポイントを狙っている可能性が高いと思っています。

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 このように米ドル/円は、当局の介入という特殊事情が発生しうる通貨ペアです。介入の前では、テクニカルもファンダメンタルズも何も役に立ちません。ある日突然、巨額の資金がマーケットを無理やり動かします。

 ただ、一方で、相場は単純に買い手が多ければ値が上がり、売り手が多ければ値は下がります。

 このシンプルな原則を考えると、米ドル/円も高値が更新される限りは上昇が続くので、ついていくことになりますし、それがある日転換するようなら、買いポジションを決済するか、売り手にまわらなければ利益になりません。

その判断が、介入という想定外かつ強力な影響力のある状況を考えると難しくなり、私は米ドル/円から降りています

次回のオンライン交流会は10月19日(土)開催。10月9日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加可能

 なお、次回のオンライン交流会は10月19日(土)20時30分から開催します。10月9日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加できます。

 オンライン交流会でご質問を頂けると、相互に話し、チャートを示しながら疑問点を解決できるかと思います。

 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とも言いますし、みなさんハンドル名を使って交流会に参加しています。画像や音声を使わない方法もあるので、他人の目を気にして萎縮する必要はありません。

 誰でも最初は初心者です。私は個人投資家でみなさんと変わりありません。みなさんが疑問に思うことや、悩むことは私も経験してきていることだと思います。

 そうした意味でも、オンライン交流会は個人投資家の役に立つと思っています。


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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

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 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

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