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2018年10月16日(火)のFXニュース(2)

  • 2018年10月16日(火)08時04分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、もみ合い

     16日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。8時時点では111.77円とニューヨーク市場の終値(111.77円)とほぼ同水準だった。前日終値付近での小動きとなっており、東京勢の本格参入や日本株の取引開始待ちの状況だ。なお、ナイト・セッションの日経平均先物12月物は大証終値比20円高の2万2210円で引けた。

     ユーロドルは小高い。8時時点では1.1584ドルとニューヨーク市場の終値(1.1579ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.1586ドルまでわずかに値を上げた。なお、NZドル米ドルは一時0.6596米ドルまで上昇。7-9月期のNZ消費者物価指数(CPI)が前期比・前年比ともに市場予想を上回ったことを受けた。

     ユーロ円は8時時点では129.47円とニューヨーク市場の終値(129.42円)と比べて5銭程度のユーロ高水準。一時129.50円まで上昇する場面が見られた。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:111.73円 - 111.79円
    ユーロドル:1.1578ドル - 1.1586ドル
    ユーロ円:129.38円 - 129.50円

  • 2018年10月16日(火)07時59分
    東京為替見通し=ドル円、為替政策報告書や中東情勢への警戒感から伸び悩む展開か

     15日のニューヨーク外国為替市場でのドル円は、欧州市場に安値111.63円を付けた後、111.66円前後から111.93円前後までの小幅なレンジ取引に終始した。ユーロドルは9月米小売売上高が予想を下回ったことや米長期金利の低下を受けて1.1606ドルまで強含みに推移した。

     本日の東京外国為替市場のドル円は、米財務省の為替政策報告書や中東情勢への警戒感から伸び悩む展開を予想する。
     テクニカル分析では、ドル円の一目均衡表・雲の上限111.48円、日経平均株価でも一目均衡表・雲の下限22247.56円が攻防の分岐点となる。
     米財務省が今週、米議会に提出する予定の為替政策報告書では、中国と日本が4月同様に監視対象国のままなのか否かに要警戒となる。中国に関しては、トランプ米大統領の大統領選挙時の公約通りに為替操作国と認定されるのか否か、日本に関しては、ムニューシン米財務長官が日本との新しい「物品貿易協定(TAG)」交渉において「為替条項(currency provision)」導入に言及したことで、「実質実効為替レート」で25%、「名目為替レート」でも円安、という表現の変更に要注目となる。
     サウジアラビア政府が、サウジアラビアの反体制ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ領事館での尋問中に死亡したことを認めたことで、米国による制裁の可能性、サウジアラビアによる報復措置の可能性に要警戒となる。
     トランプ米政権はサウジアラビアとの間で1100億ドルの武器輸出契約を締結しており、原油価格抑制のための原油増産を要請している。サウジアラビアの報復措置としては、原油価格の上昇を放置すること、保有している米国債(1670億ドル)や米株式の売却などが警戒される。カショギ氏は、米国同時多発テロを断行したアルカイダに対するサウジアラビア王族の資金支援に関する秘密情報を握っており、ムハンマド・サウジアラビア皇太子が真相解明に動いていた、との報道もあり、サウジアラビア内部での政権闘争もからみ、石油ショックなどへ深刻化する可能性に要警戒となる。
     ユーロドルは、欧州委員会がイタリアの2019年予算案を拒絶する可能性などから伸び悩む展開が予想される。

  • 2018年10月16日(火)07時49分
    NY金先物は反発、米中貿易摩擦の長期化を警戒した買いが入る

    COMEX金12月限終値:1230.30 ↑8.30

     15日のNY金先物12月限は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比+8.30ドルの1オンス=1230.30ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めて一時1236.90ドルまで買われた。米国株安や米中貿易摩擦の長期化を警戒した買いが入った。ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことも意識されたようだ。市場関係者の一部では、米国株式の先高観は後退しているとの理由で金先物は年内に1300ドル台に到達すると予想している。


    ・NY原油先物:続伸、原油需要がただちに減少する可能性は低いとの見方も

    NYMEX原油11月限終値:71.78 ↑0.44

     15日のNY原油先物11月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.44ドルの71.78ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時72.70ドルまで買われた。ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことや、原油需要のすみやかな減少につながる材料は多くないとの見方で短期筋などの買いが入ったことが原油先物相場を下支えした。

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  • 2018年10月16日(火)07時38分
    円建てCME先物は15日の225先物比5円高の22195円で推移

    円建てCME先物は15日の225先物比5円高の22195円で推移している。為替市場では、ドル・円は111円70銭台、ユーロ・円は129円40銭台。

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  • 2018年10月16日(火)06時57分
    米9月小売、Q2成長を引き続き押し上げ

     米商務省が発表した9月小売売上高は前月比+0.1%と、伸びは拡大予想に反して、8月と同水準にとどまった。変動の激しい自動車を除いた9月小売売上高も前月比-0.1%。伸びは8月+0.2%から予想外に鈍化した。レストランやバーなど食品サービスでの売り上げが‐1.8%と、2016年以降過去2年間で最大の下落率を記録したことが全体指数を押し下げた。

    しかし、ハリケーン・フローレンスやハリケーンマイケルなど悪天候が影響しが可能性が強い。一部の企業は恒久的、一時的に店舗を閉鎖したことが売上にひびいたと報告している。13ある主要項目のうち10項目が上昇。自動車や家具など、住宅関連の売り上げが4月来で最大となるなど、食品サービス以外の分野の売り上げは相変わらず強かった。自動車は+0.8%。建材は+0.1%。一方、ガソリンスタンドでの売り上げは‐0.8%。

    また、国内総生産(GDP)の先行指標となる食品・自動車・建材・ガソリンを除いたコントロールグループは+0.5%と、8月から予想以上の伸びを記録。7-9月GDPの強い成長期待は根強い。

    米商務省が使用しているモデルと類似したモデルを使用していることから市場関係者が注目しているアトランタ連銀の予想で、7−9月期の国内総生産(GDP)は+4.0%と、従来の4.20%から引き下げられた。

    最新の小売り売上高の結果、個人消費支出の伸びが3.3%ポイントと、従来の3.6%ポイントから引き下げられたことが要因とした。7−9月期GDP速報値は26日に発表予定。4−6月期に続き4%台の成長が実現すると、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ軌道を正当化することになる。

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  • 2018年10月16日(火)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    13:00 首都圏マンション発売(9月)  -28.5%

      CEATEC JAPAN(19日まで)
      安倍首相がアジア欧州会議(ASEM)首脳会議などへの出席のため、
      欧州訪問に出発(20日まで)


    <海外>
    06:45 NZ・消費者物価指数(7-9月) 1.7% 1.5%
    10:30 中・消費者物価指数(9月) 2.5% 2.3%
    10:30 中・生産者物価指数(9月) 3.5% 4.1%
    17:30 英・失業率(9月)  2.6%
    17:30 英・ILO失業率(3カ月)(8月) 4.0% 4.0%
    18:00 欧・貿易収支(8月)  176億ユーロ
    18:00 欧・ZEW期待指数(10月)  -7.2
    18:00 独・ZEW期待指数(10月) -10.8 -10.6
    20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(10月15日まで1カ月間) 0.54% 0.53%
    21:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(8月) 0.2% -0.3%
    22:15 米・鉱工業生産指数(9月) 0.2% 0.4%
    22:15 米・設備稼働率(9月) 78.2% 78.1%
    23:00 米・JOLT求人件数(8月) 690.0万件 693.9万件
    23:00 米・NAHB住宅市場指数(10月) 67 67
    29:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(8月)  748億ドル


    ------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2018年10月16日(火)06時23分
    NY金先物は反発、米中貿易摩擦の長期化を警戒した買いが入る

    COMEX金12月限終値:1230.30 ↑8.30

     15日のNY金先物12月限は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比+8.30ドルの1オンス=1230.30ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めて一時1236.90ドルまで買われた。米国株安や米中貿易摩擦の長期化を警戒した買いが入った。ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことも意識されたようだ。市場関係者の一部では、米国株式の先高観は後退しているとの理由で金先物は年内に1300ドル台に到達すると予想している。

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  • 2018年10月16日(火)06時14分
    NY原油先物は続伸、原油需要がただちに減少する可能性は低いとの見方も

    NYMEX原油11月限終値:71.78 ↑0.44

     15日のNY原油先物11月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.44ドルの71.78ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時72.70ドルまで買われた。ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことや、原油需要のすみやかな減少につながる材料は多くないとの見方で短期筋などの買いが入ったことが原油先物相場を下支えした。

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  • 2018年10月16日(火)06時09分
    ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ユーロドル、反発

     15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反発。終値は1.1579ドルと前営業日NY終値(1.1560ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。独バイエルン州議会選挙における与党キリスト教社会同盟(CSU)の歴史的大敗については、売り材料とならなかった。9月米小売売上高が予想を下回ったことや米長期金利の低下がユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.1606ドルまで値を上げた。
     ただ、前週末の高値1.1610ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロNZドルやユーロカナダドルなど一部ユーロクロスが下落したことも相場の重しとなった。なお、ユーロNZドルは一時1.7667NZドル、ユーロカナダドルは1.5012カナダドルまで値を下げた。

     ドル円は反落。終値は111.77円と前営業日NY終値(112.21円)と比べて44銭程度のドル安水準だった。米国が日本と交渉する物品貿易協定(TAG)に為替条項を盛り込む意向を示したことで、欧州市場では一時111.63円と9月13日以来の安値を付けた。ただ、NY市場に限れば狭いレンジ取引に終始した。NY時間安値は111.66円、高値は111.93円で値幅は27銭程度だった。
     一方、カナダドル円は堅調だった。「カナダ中銀(BOC)が公表した企業景況感調査は来週の利上げをさらに確実にするような内容だった」との見方が大勢を占め、一時86.39円まで上値を伸ばした。

     ユーロ円は続落。終値は129.42円と前営業日NY終値(129.69円)と比べて27銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入り22時過ぎに一時129.80円と本日高値を付けたものの、上値は限られた。ドル円や米国株の下落が相場の重し。

    本日のレンジ
    ドル円:111.63円 - 112.28円
    ユーロドル:1.1535ドル - 1.1606ドル
    ユーロ円:129.13円 - 129.80円

  • 2018年10月16日(火)05時41分
    大証ナイト終値22210円、通常取引終値比20円高

    大証ナイト終値22210円、通常取引終値比20円高

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  • 2018年10月16日(火)05時05分
    【ディーラー発】全般小動き(NY午後)

    午後に入ると目新しい判断材料に欠け全般的に小動き。ドル円はNYダウが再びマイナス圏に沈んだものの反応は限られ111円80銭前後で揉み合い。また、クロス円はユーロ円が129円50銭前後で売買が交錯、ポンド円が147円05銭前後のレンジ取引に終始。一方、ユーロドルが1.1573付近まで売られじり安、ポンドドルが1.3150前後で膠着し上値の重い状況となっている。5時05分現在、ドル円111.774-784、ユーロ円129.449-469、ユーロドル1.15814-822で推移している。

  • 2018年10月16日(火)04時58分
    10月15日のNY為替・原油概況

     
     15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円93銭から111円66銭まで下落して111円80銭で引けた。

    予想を下回った米国9月小売売上高に失望したドル売りが優勢となった。

    ユーロ・ドルは、1.1606ドルまで上昇後、1.1575ドルまで反落し、1.1580ドルで引けた。

    戻り高値から、イタリアの債務懸念、格下げ懸念を受けたユーロ売りが根強く、上値を抑制した。

    ユーロ・円は、129円80銭まで上昇後、129円34銭まで反落。

    ポンド・ドルは、1.3170ドルから1.3128ドルで下落した。

    離脱条件に関する欧州連合(EU)と英国の協議が行き詰まり、合意への期待感を受けたポンド買いが後退。

    ドル・スイスは、0.9858フランから0.9922フランまで上昇した。

     15日のNY原油先物は続伸。ジャーナリスト失踪事件を巡り、米国とサウジアラビアの緊張が高まり、サウジアラビア産の石油供給が減少するとの警戒感が買い材料となった。

    【経済指標】
    ・米・9月小売売上高:前月比+0.1%(予想:+0.6%、8月:+0.1%)
    ・米・9月小売売上高(自動車除く):前月比-0.1%(予想:+0.4%、8
    月:+0.2%←+0.3%)
    ・米・10月NY連銀製造業景気指数:21.1(予想:20.0、9月:19.0)
    ・米・8月企業在庫:前月比+0.5%(予想:+0.5%、7月:+0.7%←+0.6%)
    ・米・8月企業売上:前月比+0.5%(7月:+0.2%)
    ・米・9月財政収支:+1191.16億ドル(予想+830憶ドル、2017年9月+78.86億ドル)

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  • 2018年10月16日(火)04時05分
    ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、もみ合い相場が継続

     15日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い相場が継続。4時時点では111.88円と2時時点(111.81円)と比べて7銭程度のドル高水準。ダウ平均・米長期債利回りが先週末の終値を挟んで方向感に欠ける動きが続くなか、ドル円は111円後半で動きが鈍い。ムニューシン米財務長官の「為替条項」導入警告や為替報告書への警戒感で、ドル円の上値は重い。

     ユーロドルもこう着相場が継続。4時時点では1.1584ドルと2時時点(1.1586ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準。底堅いも、積極的に買い進める材料も乏しく、22時前につけた1.1606ドルを高値に1.15ドル後半で推移。

     ユーロ円も動意薄。4時時点では129.60円と2時時点(129.51円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。相場全体の動きが鈍く、ドル円・ユーロドルのもみ合い相場が続くなか、ユーロ円も129円半ばの狭いレンジ内での動きにとどまっている。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:111.63円 - 112.28円
    ユーロドル:1.1535ドル - 1.1606ドル
    ユーロ円:129.13円 - 129.80円

  • 2018年10月16日(火)03時47分
    ドル円、小動き 111.81円付近で推移

     ドル円は小動き。新規材料難のなか、ニューヨーク時間午後に入り次第に値動きが細った。3時47分時点では111.81円付近で推移している。

  • 2018年10月16日(火)03時34分
    欧州マーケットダイジェスト・15日 株反発・ユーロ高

    (15日終値:16日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=111.84円(15日15時時点比▲0.08円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=129.49円(△0.20円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1577ドル(△0.0025ドル)
    FTSE100種総合株価指数:7029.22(前営業日比△33.31)
    ドイツ株式指数(DAX):11614.16(△90.35)
    10年物英国債利回り:1.610%(▲0.023%)
    10年物独国債利回り:0.503%(△0.005%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)       <発表値>  <前回発表値>
    7月トルコ失業率          10.8%     10.2%
    9月スイス生産者輸入価格(前月比) ▲0.2%     0.0%
    9月ロシア鉱工業生産
    前年比               2.1%      2.7%

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは強含み。独バイエルン州議会選挙における与党キリスト教社会同盟(CSU)の歴史的大敗に対して、欧州勢から目立った売りが見られなかったため買い戻しが先行した。安く始まった独株式相場が持ち直したことも買いを促し、一時1.1606ドルまで上値を伸ばした。9月米小売売上高が予想を下回ったこともユーロ買い・ドル売りを誘った。
     ただ、前週末の高値1.1610ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロNZドルやユーロカナダドルなどユーロクロスが下落したことも相場の重しとなった。
     米ドルカナダドルは下落。市場では「カナダ中銀(BOC)が公表した7-9月期の業況調査が予想以上にタカ派的だった」との見方から米ドル売り・カナダドル買いで反応し、一時1.2955カナダドルまで値を下げた。ユーロカナダドルも一時1.5012カナダドルの安値まで下げた。

    ・ドル円は小安い。米国の対日「為替条項」要求が意識されるなか、対ユーロなどでドル売りが進むと円に対してもドル安が進んだ。日本時間夕刻に一時111.63円と9月13日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。安く始まった欧州株相場が上げに転じたほか、米長期金利の低下が一服したことで円売り・ドル買いが出た。半面、米中貿易摩擦の長期化が世界景気に与える悪影響も懸念され、戻りも限定的だった。

    ・ユーロ円は底堅い動き。ドル円の下落や欧州株安をきっかけにリスク回避の売りが出て一時129.13円と9月12日以来の安値を付けたが、そのあとはユーロドルの上昇につれた買いが入り持ち直した。22時過ぎには129.80円と本日高値を付けた。

    ・ロンドン株式相場は4営業日ぶりに反発。前週末までに3日続落し約6カ月半ぶりの安値を付けたあとだけに押し目買いなどが入った。序盤は欧州各国の株安に連動して売りが先行したものの、引けにかけて上げ幅が広がった。医薬品株と石油株の値上がりが指数の上昇に大きく寄与したが、構成銘柄の半数以上は下落した。

    ・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反発。前週末に約1年8カ月ぶりの安値を付けた反動で買い戻しが優勢となった。他の欧州株相場とともに下落して始まったものの、割安感から押し目買いなどが入り持ち直した。個別ではフォルクスワーゲン(3.04%高)やバイエル(2.59%高)などの上昇が目立った。半面、ルフトハンザ(3.20%安)やコンチネンタル(1.25%安)などは売られた。

    ・欧州債券相場ではドイツの国債利回りが上昇した一方、イタリアとポルトガルの国債利回りが低下した。

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