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2019年08月23日(金)のFXニュース(2)

  • 2019年08月23日(金)08時34分
    【速報】日・7月全国消費者物価コア指数:前年比+0.6%で市場予想と一致

    23日発表された日・7月全国消費者物価コア指数は、前年比+0.6%で市場予想と一致した。なお、全体の指数は前年比+0.5%で市場予想を下回った。

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  • 2019年08月23日(金)08時07分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き

     23日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では106.44円とニューヨーク市場の終値(106.44円)とほぼ同水準だった。106.40円台での小動きとなっており、東京勢の本格参入や日本株の取引開始を待つ状態だ。なお、8時30分には7月全国消費者物価指数(CPI)が発表される。

     ユーロドルも小動き。8時時点では1.1082ドルとニューヨーク市場の終値(1.1080ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1.1080ドル付近で方向感が出なかった。また、NZドル米ドルも0.6370米ドル付近で方向感を欠いた動きに。4−6月期NZ小売売上高指数は0.2%上昇と市場予想の0.3%上昇をわずかに下回ったが、相場への影響は限られた。

     ユーロ円は8時時点では117.96円とニューヨーク市場の終値(117.94円)と比べて2銭程度のユーロ高水準。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:106.40円 - 106.46円
    ユーロドル:1.1079ドル - 1.1084ドル
    ユーロ円:117.91円 - 117.98円

  • 2019年08月23日(金)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、ジャクソンホールのパウエルFRB議長講演控え動意薄か

     22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、欧州市場で韓国が日本との軍事情報協定破棄を決定したことで106.25円まで弱含んだ後、米10年債利回りが1.6267%前後まで上昇したことで106.64円付近まで反発した。ポンドドルは、英国の「合意なきEU離脱」を巡る過度な警戒感が後退したことで1.2273ドルまで反発した。

     本日の東京市場のドル円は、本日23時のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えて動きづらい展開の中、第7回日米閣僚級通商協議に関するヘッドラインに警戒する展開が予想される。
     第7回日米閣僚級通商協議では、9月の日米首脳会談での合意に向けた大詰めの議論が行われた模様で、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表や茂木経済財政相の発言に要警戒となる。
     8時30分に発表される7月消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合、予想:前年比+0.6%)、7月CPI(生鮮食料品・エネルギー除く、予想:前年比+0.5%)が予想を下回った場合、9月18-19日の日銀金融政策決定会合での「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作付き量的・質的金融緩和)を巡る議論が活発化することが予想される。
     ドル円のアストロロジー「月齢サイクル(新月のドル売り・満月のドル買い)」からは、8月1日(新月)にトランプ米大統領による対中制裁関税第4弾(3000億ドル・10%)の表明で109.32円の高値からドル売りとなり、15日の満月では、12日の安値105.05円で反発基調となっている。次の新月(8月30日)のドル売りでは、9月1日からの対中制裁関税第4弾の発動と中国による報復措置に要警戒となる。
     本日23日は下弦の月で、満月の安値から新月の高値にかけた上昇途上となることで、パウエルFRB議長の講演に対しては、タカ派的な見解を警戒することになる。
     ジャクソンホール会議のテーマは「金融政策の挑戦」で、パウエルFRB議長の講演は日本時間23時から始まるが、2018年の講演で「漸進的利上げ」を主張したタカ派から「予防的利下げ」を主張するハト派への転向が予想されている。トランプ米大統領による米連邦準備理事会(FRB)の金融政策への挑戦に対して、金融政策当局からの挑戦が示されるのか要注目か。
     メインシナリオは、パウエルFRB議長が市場の利下げ期待(▲0.50-0.75%)を追認する、あるいは、トランプ米大統領の▲1.0%利下げ圧力に屈するパターンとなる。
     リスクシナリオは、テーマ「金融政策の挑戦」に沿って、パウエルFRB議長がトランプ米大統領の利下げ圧力に挑戦するパターン、すなわち、利下げに対して忍耐強いスタンスで臨むとの表明、あるいは、利下げに言及なし、となるパターンに要警戒となる。
     トランプ米大統領が2020年の米大統領選挙で再選された場合(2期目:2021年-2024年)、1期目の任期を全うする意向を示しているパウエルFRB議長(2018年2月-2022年2月)が2期目へ再任されないことはほぼ確実であり、利下げを継続して再選を援護射撃すべきか、利下げを休止してリセッション(景気後退)入りを待ち再選を妨害するのか、悩ましい難題となっている。

  • 2019年08月23日(金)07時52分
    NY市場動向(取引終了):ダウ49.51ドル高(速報)、原油先物0.38ドル安

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 26252.24  +49.51   +0.19% 26388.78 26099.01   15   15
    *ナスダック   7991.39  -28.82   -0.36%  8048.58  7937.13  979 1524
    *S&P500      2922.95   -1.48   -0.05%  2939.08  2904.51  246  254
    *SOX指数     1512.25   -0.47   -0.03%
    *225先物       20610 大証比 -10   -0.05%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     106.42   -0.20   -0.19%   106.65   106.25
    *ユーロ・ドル   1.1080 -0.0005   -0.05%   1.1113   1.1064
    *ユーロ・円    117.92   -0.26   -0.22%   118.30   117.73
    *ドル指数      98.20   -0.10   -0.10%   98.39   98.08

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    1.61   +0.04      1.61    1.54
    *10年債利回り    1.61   +0.02      1.63    1.55
    *30年債利回り    2.10   +0.03      2.11    2.03
    *日米金利差     1.85   +0.26

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      55.30   -0.38   -0.68%   56.46   54.85
    *金先物       1507.7   -8.0   -0.53%   1514.6   1502.1
    *銅先物       256.7   -2.5   -0.98%   259.1   255.7
    *CRB商品指数   170.32   -0.59   -0.34%   171.67   170.03

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7128.18  -75.79   -1.05%  7203.97  7103.67   27   72
    *独DAX     11747.04  -55.81   -0.47% 11853.14 11715.26   13   17
    *仏CAC40     5388.25  -47.23   -0.87%  5439.64  5378.25   8   32

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  • 2019年08月23日(金)07時51分
    NY金先物は弱含み、米長期金利上昇を意識した売りが入る

    COMEX金12月限終値:1508.50 ↓7.20

     22日のNY金先物12月限は弱含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比−7.20ドルの1オンス=1508.50ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1502.10−1514.60。ユーロの伸び悩みや米長期金利の上昇を意識して金先物の上値は重くなった。米国の大幅利下げ観測は後退しており、安全逃避の金買いは引き続き抑制されていたようだ。


    ・NY原油先物:弱含み、戻り売りで一時55ドルを下回る

    NYMEX原油10月限終値:55.35 ↓0.33

     22日のNY原油先物10月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−0.33ドルの55.35ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは54.85ドル−56.46ドル。ユーロ圏、ドイツの企業景況感が市場予想をやや上回ったことから、原油先物は欧州市場で56.46ドルまで買われたが、通常取引開始後は戻り売りが優勢となり、一時55ドルを下回った。米中対立の早期解消への期待は高まっていないことから、原油先物は伸び悩んだ。

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  • 2019年08月23日(金)07時51分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.18%高、対ユーロ0.20%高

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           106.43円   -0.19円    -0.18%   106.62円
    *ユーロ・円         117.94円   -0.24円    -0.20%   118.18円
    *ポンド・円         130.43円   +1.08円    +0.84%   129.34円
    *スイス・円         108.19円   -0.36円    -0.33%   108.55円
    *豪ドル・円          71.93円   -0.37円    -0.51%   72.30円
    *NZドル・円         67.78円   -0.50円    -0.73%   68.28円
    *カナダ・円          80.06円   -0.16円    -0.20%   80.22円
    *南アランド・円        6.98円   -0.05円    -0.65%    7.02円
    *メキシコペソ・円       5.37円   -0.05円    -0.86%    5.42円
    *トルコリラ・円       18.43円   -0.22円    -1.17%   18.65円
    *韓国ウォン・円        8.79円   -0.08円    -0.85%    8.87円
    *台湾ドル・円         3.39円   -0.01円    -0.21%    3.40円
    *シンガポールドル・円   76.81円   -0.25円    -0.33%   77.06円
    *香港ドル・円         13.58円   -0.02円    -0.13%   13.59円
    *ロシアルーブル・円     1.62円   +0.00円    +0.10%    1.62円
    *ブラジルレアル・円     26.14円   -0.33円    -1.25%   26.47円
    *タイバーツ・円        3.46円   -0.01円    -0.21%    3.46円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円            -2.97%   114.55円   104.87円   109.69円
    *ユーロ・円           -6.27%   133.13円   117.52円   125.83円
    *ポンド・円           -6.75%   149.72円   126.55円   139.87円
    *スイス・円           -3.07%   118.06円   105.92円   111.62円
    *豪ドル・円           -6.96%   84.03円   70.64円   77.31円
    *NZドル・円         -8.04%   78.86円   67.56円   73.71円
    *カナダ・円           -0.44%   89.22円   76.98円   80.41円
    *南アランド・円        -8.57%    8.36円    6.80円    7.63円
    *メキシコペソ・円       -3.80%    6.16円    5.32円    5.58円
    *トルコリラ・円       -10.88%   22.05円   16.26円   20.68円
    *韓国ウォン・円       -10.63%   10.28円    8.59円    9.84円
    *台湾ドル・円         -5.40%    3.74円    3.34円    3.59円
    *シンガポールドル・円    -4.56%   83.32円   75.67円   80.48円
    *香港ドル・円         -3.08%   14.61円   13.39円   14.01円
    *ロシアルーブル・円     +2.41%    1.76円    1.52円    1.58円
    *ブラジルレアル・円     -7.45%   31.33円   26.07円   28.24円
    *タイバーツ・円        +1.90%    3.57円    3.26円    3.39円

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  • 2019年08月23日(金)07時07分
    円建てCME先物は22日の225先物比20円安の20600円で推移

    円建てCME先物は22日の225先物比20円安の20600円で推移している。為替市場では、ドル・円は106円40銭台、ユーロ・円は117円90銭台。

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  • 2019年08月23日(金)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    08:30 消費者物価コア指数(7月) 0.6% 0.6%

      国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)


    <海外>
    07:45 NZ・小売売上高(4-6月) 0.3% 0.7%
    20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(8月22日まで1カ月間)
    21:30 加・小売売上高(6月) -0.4% -0.1%
    23:00 米・新築住宅販売件数(7月) 64.5万戸 64.6万戸

      米・パウエルFRB議長がジャクソンホール会合で講演


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2019年08月23日(金)06時04分
    ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、反落

     22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は106.44円と前営業日NY終値(106.62円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。欧州市場では、韓国が日本との軍事情報協定破棄の方針を決定したと伝わり、東アジアの地政学リスクの高まりを懸念した円買い・ドル売りが優勢となった。18時30分前に一時106.25円と日通し安値を付けた。
     ただ、NYの取引時間帯に入ると米10年債利回りが一時1.6267%前後まで上昇したこともあり、ドル買い戻しが先行した。22時前には一時106.64円付近まで値を上げ、アジア時間に付けた日通し高値106.65円に迫った。
     もっとも、22時45分に発表された8月米製造業PMI速報値が49.9と約10年ぶりに好況・不況の分かれ目となる50を下回り、予想より弱い内容だったことが分かると一転弱含む展開に。8月米サービス部門PMI速報値や米総合PMI速報値も低調な内容となり、一時106.32円付近まで押し戻された。その後発表された7月米景気先行指標総合指数は予想より強い内容となったものの、戻りは鈍かった。

     ユーロドルは小幅続落。終値は1.1080ドルと前営業日NY終値(1.1085ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準。欧州市場では1.1113ドルの日通し高値まで上げたあと1.1064ドルの日通し安値を付けるなど、やや荒い値動きとなったが、NYの取引時間帯に限れば1.10ドル台後半での狭いレンジ取引に終始した。新規の取引材料に乏しい中、23日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えて様子見姿勢が広がり、積極的な取引は手控えられた。

     ユーロ円は反落。終値は117.94円と前営業日NY終値(118.18円)と比べて24銭程度のユーロ安水準となった。ただ、NY市場では118.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

     ポンドはしっかり。メルケル独首相が英国の欧州連合(EU)離脱の焦点であるアイルランド国境問題について、「離脱期限である10月末までに解決策を見い出すことは可能だろう」と述べたほか、ジョンソン英首相と会談したマクロン仏大統領も「バックストップ条項は必須だが、30日以内に何らかの賢明な策を見い出せる」などと発言した。独仏首脳の前向きな姿勢を受けて、英国の「合意なき離脱」を巡る過度な警戒感が和らぎ、ポンドを買い戻す動きにつながった。ポンドドルは一時1.2273ドル、ポンド円は130.70円、ユーロポンドは0.9029ポンドまでポンド高に振れた。

    本日の参考レンジ
    ドル円:106.25円 - 106.65円
    ユーロドル:1.1064ドル - 1.1113ドル
    ユーロ円:117.73円 - 118.30円

  • 2019年08月23日(金)05時39分
    大証ナイト終値20610円、通常取引終値比10円安

    大証ナイト終値20610円、通常取引終値比10円安

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  • 2019年08月23日(金)05時14分
    8月22日のNY為替・原油概況

     22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円64銭まで上昇したのち、106円32銭まで下落して引けた。

    米国の8月製造業PMI速報値が予想外に50割れとなったほか、米国の長短金利が再び逆転したため景気後退懸念が再燃しドル売りが優勢となった。

    ユーロ・ドルは、1.1099ドルまで上昇後、1.1068ドルまで下落して1.1085ドルで引けた。

    ユーロ圏8月消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったためユーロ売りが再開。

    ユーロ・円は、118円22銭へ上昇後、117円82銭まで反落。

    ポンド・ドルは、1.2144ドルから1.2273ドルまで上昇した。

    ドイツのメルケル首相が英国のEU離脱問題に解決の手立てがあるとの発言を受けて合意ない離脱への懸念を受けたポンド売りが後退。

    ドル・スイスは、0.9845フランから0.9826フランまで下落した。

     22日のNY原油先物は続落。米国の低調な製造業PMI速報値を受けて需要鈍化懸念が売り材料となった。

    [経済指標]
    ・米・先週分新規失業保険申請件数:20.9万件(予想:21.6万件、前回:22.1万件←2
    2万件)
    ・米・失業保険継続受給者数:167.4万人(予想:170.7万人、前回:172.8万人←172.
    6万人)
    ・米・7月景気先行指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、6月:-0.1%←-0.3%)
    ・米・8月製造業PMI速報値:49.9(予想:50.5、7月:50.4)
    ・米・8月サービス業PMI速報値:50.9(予想:52.8、7月:53.0)
    ・米・8月総合PMI速報値:50.9(7月:52.6)
    ・ユーロ圏・8月消費者信頼感指数速報値:-7.1(予想:-7.0、7月:-6.6)

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  • 2019年08月23日(金)04時35分
    【ディーラー発】様子見姿勢強まる(NY午後)

    午後に入ると、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えた様子見姿勢が強まる状況。ドル円は106円40銭前後で揉み合っているほか、ユーロ円が117円95銭前後で、豪ドル円が71円90銭前後で小幅な値動きに終始するなど、クロス円も方向感に欠ける展開。また、序盤に強まったポンド買いも一服し、対ドルで1.2260前後で、対円で130円40銭前後で売買が交錯している。4時35分現在、ドル円106.408-411、ユーロ円117.954-958、ユーロドル1.10850-853で推移している。

  • 2019年08月23日(金)04時18分
    NY外為:ドル軟調、米長短金利差の逆転を警戒

    NY外為市場ではドル売りが優勢となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が21日に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が予想ほどハト派色を強めなかったため米国債相場で長短金利差が15日以降初めて逆転。リセッション懸念が再燃した。

    警戒感からドル・円は106円台前半でのもみ合いが続いた。ユーロ・円は118円手前でのもみ合いとなった。一方、米国株式相場は乱高下が続き、再び100ドル近く上昇した。

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  • 2019年08月23日(金)04時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、小幅安

     22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅安。4時時点では106.42円と2時時点(106.44円)と比べて2銭程度のドル安水準。欧州勢の取引が終了後は、ドル円は閑散取引となったがドルの上値が重く106.36円付近まで弱含む場面もあった。しかし、明日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演までは、リスクも取りにくく動きは限定された。

     ユーロドルは底堅い。4時時点では1.1085ドルと2時時点(1.1082ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルが再び本日の高値1.2273ドルに近づき、1.2267ドル前後まで上昇したことあり、ユーロドルも1.10ドル後半で底堅い動きだった。

     ユーロ円は小動き。4時時点では117.96円と2時時点(117.95円)と比べて1銭程度のユーロ高水準。ダウ平均は100ドルを超えて上昇しているがリスクオンにはならず、117.90円台で小動きとなった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:106.25円 - 106.65円
    ユーロドル:1.1064ドル - 1.1113ドル
    ユーロ円:117.73円 - 118.30円

  • 2019年08月23日(金)03時54分
    米利下げ軌道でFOMCと市場の見解異なる

    米労働省が22日発表した最新の週次新規失業保険申請件数は前週比1.2万件減の20.9万件と前回22.1万件から予想以上に減少し4週間ぶりの低水準となった。依然、過去最低水準付近で推移した。失業保険継続受給者数は167.4万人と、前回172.8万人から予想以上に減少。6月初旬来の低水準となっており、米国の労働市場が依然強い新たな証拠となった。

    米国の8月製造業PMI速報値が49.9と活動の縮小を示す50割れとなるなど、関税や世界経済の成長減速の影響を受けて米国の製造業や企業投資の鈍化が目出ち始めたが、雇用は強く消費を支え今後も成長をけん引していく可能性がある。失業保険申請件数の予想以上の減少は8月雇用統計をおしあげる可能性もある。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定で鍵を握る雇用統計の8月分が強かった場合、FOMCの利下げ決定を不透明にする。

    本日から米国ワイオミング州、カンザスシティーで連銀年次シンポジウムが開催されている。主催しているカンザスシティー連銀のジョージ総裁は22日のインタビューで「7月に利下げすべきでなかった」と主張。7月の利下げで政策金利は中立、または緩和に傾斜しており、追加緩和を供給する準備はないとした。緩和政策にはさらにリスクを生むコストがともなうと警告。

    同総裁は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、雇用や経済が順調で政策金利の据え置きを主張し、利下げに反対した。また、2019年の投票権は持たないがフィラデルフィア連銀のハーカー総裁も不本意にも7月の利下げを支持したが、現行で当面様子見すべきとの見解を示している。やはり投票権を持たないカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁はフォワードガイダンスの再開を提案。FRBが最低でもコアインフレが目標である2%を持続的に達成するまで利上げをしないとの公約をすべきだと主張。このガイダンスが経済を押し上げ、インフレが目標値に達する確率を引き上げると指摘している。

    FOMCのメンバーは利下げに消極的。一方でトランプ大統領や市場は大幅な利下げを要求している。FRBの支援があまり得られないと見た米国債市場で長短金利は15日以降初めて再び逆転した。9月FOMCで追加利下げが見送られた場合、市場はより警戒感を強めリスクオフの動きが加速することになる。

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