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• 2025年11月28日(金)23時38分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】米12月利下げ織り込みドル伸び悩む、債券・株は短縮取引

  
  ■注目ポイント
  ・東京CPI(11月)　前年比＋2.7％（予想2.7％、10月2.7％）
  ・独・失業率(失業保険申請率)(11月)　　6.3％
  ・欧・ECBがユーロ圏CPI予想(10月)
  ・独・11月消費者物価指数速報値：前年比＋2.3％（予想：+2.4％、10月：+2.3％）
  ・22:30　加・GDP(7-9月)　0.5％　-1.6％
  ・米・株式、債券市場は短縮取引(感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」)

  28日のNY外為市場では、12月の利下げを織り込みドルが伸び悩んだ。本日は感謝祭翌日で債券、株式市場が短縮取引となるほか、経済指標の発表もない。月末で実需のドル買いが下支えとなる可能性がある。

  連邦準備制度理事会（FRB）が公表した最新の米・地区連銀経済報告(ベージュブック)では労働市場の弱さが指摘された。FRBは12月連邦公開市場委員会（FOMC）でこの結果を材料とするが、利下げ観測を後押しする内容となった。ダラス連銀が11月17日までの情報もとに作成した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では経済活動が前回報告からほぼかわらずで、2つの地区連銀が緩やかな減速を報告した一方、1地区連銀が緩やかな成長を報告したことが明かになった。製造業の間で楽観的な見解が示された一方、今後数カ月で、活動が弱まりリスクが上昇したとの報告も見られた。

  物価は緩やかな上昇にとどまってている一方で、消費で、小売、裁量支出で活動が低迷。政府機関閉鎖による影響で重要経済指標が限定的となる中、政策当局者は12月FOMCでベージュブックを見通しの参考にすると言及している。労働市場の弱さが多く指摘されている一方、物価の上昇が緩やかなペースにとどまったことから、12月の利下げがほぼ確実との見方が強まった。

  ドイツの11月消費者物価指数（CPI）速報値は前月比で1月来のマイナスとなった。前年比でも＋2.3％と、予想外に10月と同水準を維持。インフレ鈍化でユーロの上値も抑えられる可能性がある。

  カナダ・7－9月国内総生産（GDP）は前期比年率＋2.6％となった。4－6月－1.8％からプラス成長に改善。伸びは23年1－3月期以降で最大となる強い結果でカナダドル買いが優勢となった。

  ・ドル・円、200日移動平均水準147.74円。

  ・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.1370ドル。

  ニューヨーク市場はドル・円156円11銭、ユーロ・ドル1.1568ドル、ユーロ・円180円60銭、ポンド・ドル1.3217ドル、ドル・スイス0.8056フランで寄り付いた。

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