昨日は休むつもりだったので、あまり真剣に相場を見なかったものの、昨日の海外市場ではユーロドルが3回も上値トライ、具体的にいえば1.32台乗せをチャレンジしたようだ。中国の温首相がEUに対して支援するみたいなメッセージが流れると、素直にユーロ買いで反応し、またユンケル議長がギリシャの支援協議は困難を極めているとコメントすると、ユーロが激しく下がるといった感じ。
でも結局は1.32台には届かなかったようだ。最近は毎日のようにギリシャ問題が、解決されそうだとか、まだ時間がかかるとかだとかで、コロコロと出てくる内容が異なる。もうどちらを信じていいのかもわからない。当事者もわからないのであろう。
実際のマーケットに向かっている我々としては一喜一憂しながら、それに反応していくしかない。もしも本当だったらたいへんな事になってしまうからだ。仮に反対のポジションを持っていたら、交通事故にでも遭ったと思って、黙って損切るしかない。
そういうわけでユーロドルは1.30台に乗せてきてからというもの、1.30台から1.32台でのレンジ相場となってしまっている。いずれはどちらかに抜けるのであろうが、それまでは単純にレンジ取引と決めつけて、1.30台では押し目を探ってユーロ買い、また逆に1.32台に近づくとユーロの売り場探しというスタンスでもよさそうである。
一方でドル円はまったく動かない。先週のFOMC以降はたしかに声明文の内容通りに着実にドル安方向に動いているのだが、ここのところさすがに76円台のローということもあり、円買いの勢いは鈍化している。いまひとつ75円台に突入するのを躊躇しているようだ。
私としては75円台に入ると円買いも加速するかと考えた時期もある。しかしこうなってくると、どうやら新記録である75.32を割れるまでは、円高方向の動きもペースが遅そうな感じである。したがってクロス円もショートよりもロングで攻め込んだ方が、コスト的な効率は良いものとなりそうだ。
今晩は雇用統計。予想では就業者数は13万人から15万人の増加が見込まれている。先日のADP指数でも予想を下回ったとはいえ、17万人台をはじき出しているのだから、本物のペイロールでも15万人の増加までは驚かないという姿勢が大事となろう。
アップサイドは18万人くらいないと満足はしないだろうし、市場の反応も限られるだろう。株価はすでに先月からかなりの水準まで買い進まれており、買われ過ぎのシグナルから反落する材料を探しているとも見られる。ゆえに就業者数が10万人の増加以下だったような場合には、マーケットは過敏に反応するかもしれない。
この場合には株価の下落にともなってリスク回避の円買いが入れば、ドル円も一気に75円台のミドル攻めということになろうが、新記録を抜けるには相当のプレッシャーが必要だ。やはりFOMCで主張された長期間にわたる金利の低下が鮮明になってくることが必要なのかもしれない。
たとえば米国債10年ものの利回りが、昨年9月に付けた過去最低水準である1.691%を下回ってくるかどうかにかかっている。昨日の終値では1.80%。あと少しである。金利面からの裏付けがあってはじめて、円相場も歴史を更新することになっていくのだろう。
日本時間 17時45分
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