以前このザイスポでも取り上げた、FXトレード・フィナンシャルがメタトレーダー4(MT4)を導入したというニュースを覚えているだろうか。
【参考記事】
●これは本気! FXトレード・フィナンシャルがついにメタトレーダー4(MT4)を採用!!
海外では定番となっている多機能チャートツールのMT4。
前回はついに国内有力FX会社がMT4を採用したということで話題となったが、このたび、さらなる驚きのニュースが飛び込んできた。
FXトレード・フィナンシャルが2011年9月1日からMT4口座で提供する全34通貨ペアのうち、主要7通貨ペアのスプレッドを縮小したのだ。

FXトレード・フィナンシャルは元々国内のMT4取扱会社としては異例の固定低スプレッドを提供していたのだが、今回さらにそのスプレッドを縮小したことを発表した。
FXトレード・フィナンシャルの従来のサービス「高速FXプロコース」と比べてると、若干広いスプレッドであることは確かだが、MT4の機能性を考えればこれくらいのコストを支払う価値は十分にある。
MT4で米ドル/円が1銭、ユーロ/米ドルが1pipsのスプレッドで取引できれば上々と言える。

さらに、FXトレード・フィナンシャルはMT4のスプレッド縮小と同時に「MT4i」という新しいサービスを導入した。
この「MT4i」とは、独自のワンクリック注文パネルを使い、通常のMT4での裁量取引よりもさらにスピーディーに注文が出せるというもの。
従来のMT4は、自動売買、いわゆるシステムトレードに特化した取引プラットフォームとして世界中のシステムトレーダーの支持を得ていたのだが、システムを使わずに裁量で取引をするトレーダーにとっては、注文送信までの経由が多いことや、一括決済処理が行えないなどといった欠点があった。
「MT4i」はそんな不満を解消し、裁量トレーダーにとっても使いやすいように開発された取引拡張ツールである。
FXトレード・フィナンシャルの公式ホームページ内では「FXTF MT4」と「FXTF MT4i」という2つのMT4システムがダウンロードできるようになっているが、「FXTF MT4i」のほうをダウンロードすれば、「MT4i」が使えるようになる。

取り扱い方法は通常のEA(Expert Advisors)やインディケーターと同じで、簡単に設定することができる。
MT4内の「ナビゲーター」から、「Expert Advisors」に入っている「FXTF-Mini terminal」と「FXTF-Trade terminal」を選択するだけだ。

「Mini terminal」のほうは、チャート画面の左上に注文画面を表示させるツールとなっている。

通常の注文画面は大きさを調整することができないため、この「Mini terminal」はコンパクトかつレートが見やすいという点がうれしい。

FXのトレードツールにはたいていついているレートパネル。あれが実は標準的なMT4にはついていない。そのレートパネルを表示できるようにするのが「FXTF-Trade terminal」だ。

以下のようにチャートと一緒に表示させることもできる。

注文はパネルをクリックするだけでよく、持っているポジション量はパネルの右上に表示される仕組みになっている。(+はロングポジション、-はショートポジション)

保有中のポジション状況を一目で確認することができるうえ、この数量をクリックすることで一括決済もできてしまう。
チャート機能には満足しているが、注文方法がわかりにくいと感じている人にとって、この「MT4i」はその欠点を見事に補完してくれる便利なツールだろう。
スプレッドの縮小とサービスの拡充によってより魅力的になったFXトレード・フィナンシャルのMT4を体感してみてはいかがだろうか。
>>>FXトレード・フィナンシャル[FXTFMT4]のスペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部・川原由紀)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)