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■イメージどおり、全体的に円安が進んでいる

 みなさん、こんにちは。

 為替相場は全体的に円安が進んできています。比較的、イメージしていたような動きです。

【参考記事】
●米大統領選後の株安は一時的。引き続き、タイミングを見て円売りを仕掛けたい！（11月8日、今井雅人）
●日銀の追加緩和に円高阻止の効果あり！今週も円売り戦略継続！ 米大統領選は？（11月１日、今井雅人）
●米株価下落で円高進む黄金ルール崩壊？少し円高になったら円を売る戦略維持で！（10月25日、今井雅人）
●市場は円安方向へ！ 豪ドル/円は79.50円あたりのサポートラインをバックに買い！（10月18日、今井雅人）

■米ドル/円82.50円上抜け！ クロス円も軒並みしっかり

 米ドル/円は、82.50円にオプションのバリアが観測されていたようですが、このレベルを上抜けて、82.56円まで上昇。４月６日（金）以来の高値に迫ることとなりました。

米ドル/円 週足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 週足）

 ユーロ/円も堅調で、105.875円と、５月３日（木）以来の高値となっています。その他のクロス円（米ドル以外の通貨と円との通貨ペア）も軒並みしっかりしています。

ユーロ/円 週足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：ユーロ/円 週足）

 このような動きの背景ですが、まず大前提として、米国の株価が少し崩れても円高に大きく動かないということで、円高に向かいにくい地合いになっていたことが挙げられます。

【参考記事】
●米株価下落で円高進む黄金ルール崩壊？少し円高になったら円を売る戦略維持で！（10月25日、今井雅人）

■安倍自民党総裁発言がマーケットに影響

 そのような環境のなかで、みなさんもご存じかと思いますが、安倍自民党総裁が、

「（政策金利を）ゼロにするか、マイナス金利にするぐらいのことをして、貸し出し圧力を強めてもらわなくてはいけない」
「（年率２～３％の）インフレ目標達成のために、無制限に緩和をすることで初めて市場は反応してくる」

 などといった発言をしたことで、マーケットは反応することとなりました。

米ドル/円 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドル/円 日足）

 次の選挙では、自民党が躍進する可能性が高いとの見方がされていますから、特に安倍自民党総裁の発言は、マーケットに影響を及ぼすことになりました。

 また注目しておきたいことは、安倍自民党総裁は、日銀法の改正について言及していることです。

 私自身も日銀法改正が必要であると考えていますが…

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