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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

97円台を見たドル円、
政策期待への調整が気になる今週

2013年04月15日(月)16:33公開 (2013年04月15日(月)16:33更新)
持田有紀子

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 東京市場ではズルズルと下がってきたドル円とユーロ円。半日前にドル円が高値である99.95をつけたとは思えないほどの頭の重さであった。注目は前日の安値であった99.10と前々日の安値であった98.90あたりのサポート具合である。

 5カ月間続いている上昇相場なのだから、買い遅れた人は押し目で買いたいはず。そうなるとそのレベルでビッドを入れるのは当然であり、しかるにその辺りは固くなる。そこで私もこれに同調することにし、99.15と98.95で2階に分けて買い注文をだし、すべてを98.85で投げ売る作戦に出た。

 欧州時間もドル円とユーロ円の重さは変わらずで、ドル円は99.25まで、ユーロドルは1.30台にまで差し込んできた。18時前からドル円の下げが強まってきて、私のビッドは両方ともダンになった。98.90とかも触ってきたので、もうロスカットは覚悟した。

 そもそも逆張りで買ってみたところで、自分が買ったからという理由でそこで止まるというのは不自然なことだ。かといってテクニカル的には止まってほしいと願う心もある。安値だったところをバックにポジションを作っているのだから、完全なるテクニカルアプローチなのだから。

 このステージでは私のストップ注文には触らなかった。何とか99円台に戻ったが、冷や汗ものの私だっただけに、あまり高望みはしない。99.20あたりで長居していたので、その辺で全部を手放すことにした。後はアメリカの経済指標待ちである。

 経済指標はいくつか出たが、おしなべて悪いものが並んだ。消費の動向を測る材料である小売売上高は、悪いだろうと予想はされていたが、それ以上に悪かった。また景況指数も予想よりも悪く、アメリカの歳出カットが影響を少なからず与えているものだろうと思われる。ドル円は99.40あたりまで戻していたのだが、悪いデータで98円台へ沈んだ。

 米国株も大幅に安く、調整を強いられてのスタートとなったのでリスク回避の意味合いも強い。それでもドル円が大きく崩れることもなく、かなりの長い時間をかけてやっと98.70あたりまで安値を拡げた程度。やはりトレンドに逆らってまでの押し込みには躊躇される場面なのだろう。


 ニューヨーククローズの前後でバタバタがあった。アメリカの財務省からは日本の円安政策に懸念を示す発言が飛び出してきた。このためドル円は98.50を割り込んで来て、そして淡路島で地震が起きたということでリスク回避となって、98円台の前半まで落ち込んだ。

 週明けはもっと荒れて始まるかと思われたが、意外にもおとなしかった。ドル円は先週末のレベルで朝の7時を迎えた。午前中はどちらかというとドル円が堅調。もっと下攻めを期待していた私としては拍子抜けだった。東京オープンが97円台だったら、先週の飛び上がって始まった98円アッパーは完全に空中に浮いてしまう形になると思ったのだが…。

 それでも11時発表の中国のGDPはプラス7.7%となり、予想を下回った。ここからややリスク回避的な動きとなり、ドル円も下げ路線が明確になってきた。しかしスピードはのろい。金曜日の安値である98.10を割り込んだところで私もショートに振ってみたが、ドスンという感じでは落ちない。相当に押し目買い圧力が強そうだ。見ていると昼間のセッションでの日経先物も下げ渋っている。

 ドル円が97円台に入ってきたのだから、もっとビックリして激しく株価も落ちてもよさそうなものなのに。こんなに下げるのにあらがっているのだから、私としてもショートの持ち心地は良くない。とりあえず97.88で買い戻して、様子見。

 その後、フレッシュローをつけるたびに突っ込み売りしていったが、いずれも10ポイント少々を取るのが精いっぱいだった。下げには時間がかかる。それだけ多くのビッドも存在するのだろう。最終的には97.55あたりまで下げて、そこから反発することとなった。

 今晩はエンパイア指数が注目されるが、ドル円が昼間に97円台を見たということで、アベノミクスの調整が気になるところ。また木曜日からのG20 財務省会合を控えて、欧米の要人発言も注意を払わねばならない。ドル円やユーロ円はダウンサイドリスクが意識される週となろう。


日本時間 16時10分
 


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