過去40カ月の月平均利益は300pips!
40カ月中、マイナスになったのは3カ月だけ。
そんな驚異の成績を上げているのは、小林芳彦さんが日々配信している「短期売買方針」だ。まずは以下の表を見てほしい。「短期売買方針」の実績をまとめたもので、利幅を示している。3円の利幅は、1万通貨取引なら3万円、10万通貨取引なら30万円となる。

(出所:JFXの発表データからザイFX!編集部が作成)
この短期売買方針を配信しているのは、クレディ・スイス銀行やバンク・オブ・アメリカなどで為替ディーラーとして活躍してきた小林芳彦さんだ。

セミナーやトレード対決企画などでおなじみなので、FXをやっている人には「白鬢のダンディな装いのあの人」と印象があるかも。
【小林芳彦さんに取材した過去の記事】
●JFX・小林芳彦社長に聞く(1) 「短期売買方針」がメチャ当たるって本当?
●JFX・小林芳彦社長に聞く(2) 大規模介入の日に「逆指値買い」で大勝!
●JFX・小林芳彦社長に聞く(3) 損切りが損切りを呼ぶ円安も83円台まで
毎朝5通貨ペアの指値・利益確定・損切り位置を明示
小林さんの売買方針の魅力は、その日の「エントリーレベル(指値)・ターゲット(指値)・損切りライン(逆指値)」を明示してくれていることだ。売買方針が見られるのは、JFXの[MATRIX TRADER]かヒロセ通商の[LION FX]。
取引ツールを起動して[情報]→[小林芳彦のマーケットナビ](※)と進んでみよう。[短期売買方針]の項目があるはずだ。
(※編集部注:これはJFXの場合。ヒロセ通商の場合は、[情報]→[マーケットナビ]になる)
小林芳彦さんの「短期売買方針」では毎朝、相場概況などとともに、具体的な各通貨ペアの参入レベル、利食い・損切りのレートが公開されている。
売買方針で目を引くのが最近の好調ぶり。過去40カ月の平均利幅は月3円ほどだが、2013年に限っては3円75銭と40カ月の平均を大幅に上回っている。好成績の理由、本人に聞いてみちゃおう。

(出所:JFXの発表データからザイFX!編集部が作成)
今年好調なのはやっぱり米ドル/円が動いているから!
「今年好調なのは、米ドル/円がよく動いているのが要因だと思います。やっぱり米ドル/円が一番やりやすいですから」

どのFX会社でもそうだが、米ドル/円は他の通貨ペアよりもスプレッドが狭い。小林さんによると、実はそのことも米ドル/円がやりやすい理由のひとつなんだとか。ちなみにJFXの米ドル/円スプレッドは0.4銭原則固定。
6つの通貨ペアで配信されている売買方針だが、得意・不得意はやっぱりあるようだ。苦手そうなのが、豪ドル/円。過去の成績を見ても、他の通貨ペアと比べるとイマイチ。それでもプラスになっているのがスゴイのだが。

(出所:JFXの発表データからザイFX!編集部が作成)
小林さんの見ているチャートをチェック
この売買方針、何をもとに考えられているのだろうか。
「毎朝、チャートやファンダメンタルズの情報をもとに分析しています。チャートは移動平均線やボリンジャーバンド、MACD、それに一目均衡表が中心。日足で大きな方向性を見て、1時間足でサポートやレジスタンスのレベルを確認、最後に5分足で細かな値動きを見ておくといった流れです」
小林さんの見ているテクニカル指標は、以下のとおりだ。

為替業界に張り巡らされた小林ネットワーク
「あとはファンダメンタルズですね。総合的に分析し、毎朝、売買方針を決めています」
小林さんはもともと、名うてのディーラー。今も為替業界に幅広いネットワークを張り巡らせている。市場の流れに大きな影響を与える輸入企業、輸出企業など実需筋がどのあたりにオーダーを置いているか、そうした値動きに直結する情報にも精通しているのだ。
渋面の小林さん…売買方針の裏事情って?
それにしても、これだけ明確に指示してくれるなら、短期売買方針が更新される朝のうちにイフダンOCO注文(新規・利確・損切りを同時に入れる複合注文)を入れておけば、ウハウハじゃん!?
「ただ……」
と渋面の小林さん。どうやら事情もあるようで……。
「毎朝配信している参入レベルは指値。指値ということは『落ちてきたら買い』、『上がってきたら売り』と逆張りになるわけです。朝の時点では予想できない動きになることもあり、レートが落ちてきて指値が刺さっても、さらに下げてしまって損切りレベルに達する『串刺し』になってしまうこともあります」

「ですから、途中で注文を変更したり、取り消したり、あるいは成行で参入したりすることもあるんです」
先ほど紹介した成績は、こうした日中の注文変更や取り消し、成行でのエントリーも反映したものだ。
スキャルも含め、すべての取引を「マーケット速報」で配信
「公開している数字は、すべて実際に会社の口座で売買した数字です。指値を変更したり、成行で入ったとき、何かアクションを起こしたときはすべて『マーケット速報』でお知らせしています」
以下に再掲載した成績は「朝の指値を入れっぱなしで放置」で叩き出した数字ではないということ。じゃあ意味がないかというと、そんなことはない。

売買方針が掲載されている「小林芳彦のマーケットナビ」には、小林さんが言っていた「マーケット速報」というコンテンツもある。ここに日中の成行売買や相場観が随時掲載されていくのでチェックしよう。
「マーケット速報」では刻々と動いていく相場状況に応じた小林さんの生々しいコメントを読むことができる。
「マーケットのセンチメント(心理状況)を感じながら取引しています。センチメント次第では、スキャルピングすることもあるので、『マーケット速報』に書いたときにはもうポジションを閉じていることもあり、心苦しいのですが、僕がマーケットをどう見ているかを参考にしてもらうことはできると思います」
ここまでの話をまとめると、以下のようになる。
(1) 毎朝、指値を「本日の参入レベル」で更新
(2) 朝から夕方にかけて指値の変更や取り消しを「マーケット速報」で配信
(3) 「マーケット速報」ではスキャルピングも配信するが、同じような取引は困難
では、この売買方針をどう使うか。いくつかの活用法が考えられる。そのひとつは…
(「JFX小林氏の驚異の『短期売買方針』(2) 米ドル/円は中長期で112円がターゲット!」へつづく)
(取材・文/ミドルマン・高城泰 撮影/中野和志)
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
1通貨 | 0.18銭 | 0.48銭 | 0.38pips | 34ペア |
※2022年12月1日(木)7時00分~2022年12月31日(土)6時30分における、スプレッド提示率がもっとも高かった水準 | ||||
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
1通貨 | 0.2銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.4pips原則固定 | 20ペア |
※スプレッドは成行(ストリーミング)注文に適用される水準。それ以外の注文方法では、通貨ペアによってはスプレッドの水準は異なる | ||||
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最低取引単位 | スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
100通貨 | 0.0銭原則固定 | 0.0銭原則固定 | 0.1pips原則固定 | 21ペア |
※1万通貨までの注文量に適用されるスプレッド。ユーロ/米ドルは、2023年2月28日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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米ドル/円 | ||||
スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.18銭 | 0.48銭 | 0.38pips | 34ペア | 1通貨 |
※2022年12月1日(木)7時00分~2022年12月31日(土)6時30分における、スプレッド提示率がもっとも高かった水準 | ||||
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.4pips原則固定 | 20ペア | 1000通貨 |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.1銭原則固定 | 0.3銭原則固定 | 0.2pips原則固定 | 29ペア | 1000通貨 |
※ユーロ/円は、2023年2月28日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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ユーロ/米ドル | ||||
スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2~2.0銭 | 0.4~3.2銭 | 0.3~1.5pips | 51ペア | 1000通貨 |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2~2.0銭 | 0.4~3.2銭 | 0.3~1.5pips | 38ペア | 1000通貨 |
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スプレッド(取引コスト) | 通貨ペア数 | 最低取引単位 | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
0.2銭原則固定 | 0.4銭原則固定 | 0.3pips原則固定 | 30ペア | 1000通貨 |
※日本時間9時~翌27時までの時間帯に適用されるスプレッド。スプレッドはすべて例外あり。ユーロ/円・ユーロ/米ドルは、2023年2月4日までのキャンペーンスプレッド | ||||
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