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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円は97円台前半まで下落、
バーナンキ議長のスピーチに注目が

2013年10月02日(水)17:24公開 (2013年10月02日(水)17:24更新)
持田有紀子

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 昨日のアジア時間ではドル円が98円台に戻して98.70あたりまで高値をつけていたのだが、欧州序盤で再び97円台に突っ込んだ。それがユーロ円の133円ちょうど割れとほとんど同時であったので、私はユーロ円を132.98で売っていった。連日のユーロ円の売り攻めである。

 ドル安の効果でユーロドルがあまり急上昇でもしない限りは、なんとかこれでしのいでいける。すでにユーロドルは1.3587まで高値をやった後なので、下がり基調のところに追随しているとも言える。9月高値を越えたユーロドルであったが、それが下がってきたのにはドイツの雇用統計が予想よりも悪かったのも一因だろう。

 18時を回って安倍首相の会見が始まると、ドル円もユーロ円も急に下がってきた。消費税を引き上げるのはすでに報道された通りなので、何のサプライズもないはず。いまさらリスク回避もないものだろう。それでも日経先物などもナイトセッションで100円ほど下げている。過敏には反応しているように見えるのも、短期的なポジション整理が選好してのことだろう。相場が動いているといっても大きな値幅ではない。

 ドル円が97.70あたりで安値張り付きの状態が続いた。ユーロ円もしかりだ。ここで利食いするわけにはいかない。理由がないからだ。ドル円かユーロドルがもう一段安するかもしれない可能性を考えると、利益が乗っているからといって軽率には買い戻すことはできない。ドル円がせっかく安いのだから、これが97.85でも上回ってこない限り急いで買い戻す必要もなかろう。

 しかし下攻めはなく、97.85を上回ってきた。しかたなくユーロ円を132.56で買い戻した。株価も下がらなくなってきたのだから、仕方がない。これからの注目は、アメリカの政府機関のシャットダウンの影響がどの程度、深刻にアメリカのメディアなどで報じているかである。あまり大したことがなければ、米国株はリバウンドし、翌日からはリスクテークが復活するかもしれない。

 ドル円は買い戻されて再び98円台に乗ってきたので、それ以降は取引をしなかった。マーケットはやや安心感を取り戻したようだ。米国株も強い。私はニューヨーク市場に付き合わなかった。

 今日のアジア時間ではドル円がまた97円台に突っ込んだ。しかし昨日の安値を下回れない。私もドル円を売り込んだりしたが、すぐに買い戻しを強いられて、10ポイントも抜けない局面が続いた。東京時間の後半に安値を下回ってきて、欧州時間では97.31近辺まで下落して安値圏にいる。

 今晩はECBの金利会合があるが、ECBは何もしないことが期待されている。その後にADPの雇用指数が出るが、いまのところ週末の雇用統計が発表されないのではないかという恐れもあり、注目度が薄い。しかし夜中のバーナンキ議長のスピーチには多少の注目が集まっている。先日のFOMCの決定過程をもっと詳しく知りたいからだ。

 前回のFOMCの会合の後ではバーナンキ議長は「マーケットの見方に合わせることはしない」と発言したことで、このままでは市場との対話を放棄したような状態で終わっている。マーケットはFOMCに対して金利を始め、各種の価格決定力を認めないような不信をつのらせている。これを拭うべく、何かアプローチを図るのかどうか注目だ。


日本時間 17時00分


 


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