■GW明けから本邦公的機関がドル買い活発化のウワサ
英ポンド/米ドル同様、マーケットの注目が集まってきたのが英ポンド/円。
英ポンド/米ドルや、ユーロ/米ドルの反発、つまり、米ドル売りの流れにもかかわらず、米ドル/円の下げ幅は限定的。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
米国の10年債利回りが2%を超えていることもあり、米ドル/円の押し目では、本邦投資家からの米ドル買い需要が旺盛です。
(出所:CQG)
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加えて、日本のゴールデンウィーク明けには、本邦公的機関が、再び米ドル/円での米ドル買いを活発化させるとのウワサもあり、米ドル/円の118円台前半には、米ドル買い注文がかなり密集しているようです。
(出所:米国FXCM)
そのため、他通貨での米ドル売りの流れを横目に、米ドル/円が底堅い展開。
結果、英ポンド/米ドルと同様に、英ポンド/円は、過去2週間強で、174.87円から184.12円と10円に迫る急騰となっています。
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■英ポンド/円は乱高下を経て190円を目指すか
英ポンドに関しての注目は、2015年5月7日(木)に控える英国の総選挙。
【参考記事】
●安倍首相訪米中は年金がドル買いを遠慮!? ドル/円はGW明けから上がり出すイメージ(4月28日、西原宏一&松崎美子)
新政権樹立までに時間を要するというリスクがあり、5月初旬の英ポンド/円は乱高下するのでしょうが、「選挙」という不確実性が後退した後は、英国景気の堅調さと、BOEのタカ派スタンスから、英ポンドは底堅く推移する可能性が濃厚です。
英ポンド/円は、180円で底固めした後は、じわじわと185円、そして190円に向けて上昇する公算が濃厚。
(出所:米国FXCM)
5月に向け、英ポンド/米ドル、英ポンド/円の上昇に注目です。
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