■英ポンド/円筆頭にクロス円の下落が加速
多くの市場参加者が懸念したとおり、2016年は「株安・円高」でスタート。
【参考記事】
●今年の10大リスクが早速炸裂!?中国株暴落、中東大荒れ、2016年相場は波乱の幕開け(1月5日、西原宏一&松崎美子)

(出所:株マップ.com)

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当コラムで注目している英ポンド/円は大きな戻しもなく、続落。執筆時点での英ポンド/円は安値更新中で、一時、168.84円まで急落しています。
【参考記事】
●2カ月で16円暴落!ポンド/円は想定どおり急落! 株安・円高のカギはNYダウが握る(1月7日、西原宏一)
英ポンド/円は昨年(2015年)11月19日(木)に188.82円の高値をつけて反落していますので、わずか2カ月弱で20円の大暴落。

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豪ドル/円も昨年(2015年)12月4日(金)に90.74円の高値に到達して以来反落に転じており、その下落幅は1カ月半でなんと10円。

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クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の急落が米ドル/円の下落も誘引し、米ドルに対しても円高が加速。1月11日(月)の米ドル/円は一時、116.68円まで急落しています。

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■米大統領選挙の年は年初5営業日の株の動向に注目
今年(2016年)の大発会(1月4日)の日経平均は、582円という急落で幕開け。

(出所:株マップ.com)
年明けの大発会で急落劇が演じられると、それは株の下落を暗示していることが多いと言われています。たとえば、バブル崩壊の1990年や大手金融機関が破綻に追い込まれた1998年が挙げられます。
日経平均のみならず、今年(2016年)は米国株も大幅下落でスタート。

(出所:CQG)
米大統領選の年は年初5営業日の株の動向が年間の株価の動向を左右する確率が88%に達するというデータも報道されており、2016年は日経平均、米国株とも前途多難なセンチメントでスタート。
相場環境もリスクオフ要因には事欠きません。「原油価格の低迷…
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