スラストアップが連続して発生することは、上昇トレンドの継続を示唆、スラストダウンが連続して発生することは、下降トレンドの継続を示唆しています。
![FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]ウェブサイトより「連続スラストアップ&連続スラストダウン」](/mwimgs/0/4/-/img_04efd39aca140a1ed5eea2800000b8c841854.jpg)
次に、「ランウェイアップ」と「ランウェイダウン」です。
「ランウェイアップ」は、当日の高値が過去〇日間の高値より高く、当日の安値がその後の〇日間の安値より低い状態を指します。この〇日というのは任意の日数になりますが、「FXTF Price Action」では5日に設定されています。
そして「ランウェイダウン」は、当日の安値が過去〇日間、つまり、「FXTF Price Action」では過去5日間の安値より低く、当日の高値がその後の5日間の高値より高い状態を指します。
![FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]ウェブサイトより「ランウェイアップ&ランウェイダウン」](/mwimgs/0/4/-/img_04ee36a47f3d6a6715383819031e8af345687.jpg)
そして、「ランウェイアップ」、「ランウェイダウン」のサインから、トレンドの強さや継続性を測ることができるということなのです。
■「スパイク」と「リバーサル」はトレンド転換を示唆
続いては、「スパイクハイ」と「スパイクロー」です。
「スパイクハイ」は高値が前後数日の高値より明確に高く、終値が安値に近い、「スパイクロー」は安値が前後数日の安値より明確に安く、終値が高値に近い、つまり形としては、いわゆる「上ヒゲが長い足」、「下ヒゲが長い足」になります。
![FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]ウェブサイトより「スパイクハイ&スパイクロー」](/mwimgs/b/5/-/img_b50e7f7cfcd3b2dfad62d599b809ca4953697.jpg)
そして重要なのが、「スパイクハイ」の前は上昇トレンド、「スパイクロー」の前は下降トレンドであるということ。トレンド中に「スパイク」のサインが現れたら、トレンド転換する可能性が高いということです。
2016年は米ドル/円相場で「スパイクロー」の好例が2つも見られたと、動画の中で紹介されていますが、その資料はこちら。
![[FXTF MT4]陳氏動画セミナー「FXプライス・アクション理論」資料より「スパイクロー」の例](/mwimgs/5/1/-/img_51b54a8058fc883ec49da62bc2cd303f55732.jpg)
左の「スパイクロー」は英国EU離脱が決定した国民投票の際の値動き、そして、右の「スパイクロー」はトランプ氏が当選した米大統領選挙の際の値動きです。
そのままトレンド転換しているお手本のような事例の右の「スパイクロー」に比べて左側はトレンド転換しかけたもののまた元のトレンドに戻りかけていますが、陳さんの解説によると、ポイントは「スパイクロー」の際の安値を更新できていないことだそうです。
そして、もう1つのトレンド転換を示唆するサインは、「リバーサルハイ」と「リバーサルロー」。
![FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]ウェブサイトより「リバーサルハイ&リバーサルロー」](/mwimgs/c/d/-/img_cd809d0a05ca926cb54ae93b5b1b6df262819.jpg)
「リバーサルハイ」は、上昇トレンドにおいて高値更新したものの、前日の終値もしくは安値より低く大引けした状態、反対に「リバーサルロー」は、下降トレンドにおいて安値更新したものの、前日の終値や高値より高く大引けした状態です。
■エントリータイミングを計れる「インサイド」と「アウトサイド」
最後に紹介する、「FXTF Price Action」インディケーターで表示されるサインは、「インサイド」と「アウトサイド」です。
「インサイド」はいわゆる「はらみ線」、「アウトサイド」は「かぶせ線」のこと。「インサイド」は当日の高値・安値が前日の高値・安値の中にすっぽり収まっている状態、「アウトサイド」は当日の高値・安値が前日の高値・安値からはみ出している状態です。
日本のチャート分析と異なる点は、前日と当日の足が陰線か陽線かということは関係なく、単純に収まっているか、もしくはみ出しているかだけを見るということだそうです。
そして、この「インサイド」と「アウトサイド」はトレンドフォローにおいてエントリーのタイミングを計るのに使えるそうです。詳しくは、陳さんのセミナー動画で解説されていますので、知りたい方はFXトレード・フィナンシャルのウェブサイトをチェックしてみてくださいね。
それでは、ここまでに紹介したサインが…
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