■フランス議会選挙は想定どおりでユーロの上昇限定的
そのほか、6月11日(日)にフランス議会選挙がありましたが、マクロン大統領が率いる「共和国前進」が圧勝しました。
これを受けて、12日(月)早朝のユーロは強かったですが、これも予想されていたことなので、その上昇は限定的となりました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)
■今回も利上げ後に米ドル安か? 上がってたら売り狙い
今週(6月12日~)の注目は、14日(水)に予定されている、FOMC(米連邦公開市場委員会)の金融政策発表です。
政策金利の0.25%引き上げはほぼ確実で、注目されるのは、今後の利上げ予想を示すドットチャートや、バランスシートの縮小時期とその方法についてです。
注目すべきは、9月、12月のFOMCで利上げを実施する可能性を示唆するかという点です。また、バランスシートの縮小開始時期は年末ごろと思われますが、もしこれが早まれば、米ドル高で反応することになります。
ただ、インフレ期待が鈍化しているため、ハト派な内容になるか、現状を維持する内容になるのではないかと考えています。
とすれば、米ドル安になる可能性の方が高いように思います。
【参考記事】
●半年サイクルなら、6月のドル/円は安値に到達!? そのカギは「FANG」銘柄が握る?(6月12日、西原宏一&大橋ひろこ)
●過去2回の米利上げ後は米ドル安に…。でも今回は違うとみる! それはなぜか?(6月9日、陳満咲杜)
また、米ドル/円は直近で3回とも、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを行ったあとに下がっていることもあり、今回も同じように下がるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
ただし、14日(水)のFOMCまでにドル円が下がっているようであれば、それも織り込んだことになるため、大きな動きにはつながらないと考えています。
FOMCに向けて、米ドル/円が上昇している場合に限って、米ドル/円は売り狙いで考えています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
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