■ユーロ/米ドルは戻り売りスタンスを継続!
ユーロ/米ドルに関しては、相場観は戻り売りの継続で考えています。
【参考記事】
●サポート下抜けのユーロ/米ドルは売り! 利上げしてもしなくてもポンドは売られそう(10月31日、バカラ村)
●売りシグナル点灯のユーロ/米ドルは、大きく下落する可能性も!その理由と対応策は?(11月1日、松田哲)
ユーロ/米ドルは1.1570ドル~1.1690ドルのレンジ内で止まっていますが、テクニカル的に1.20台から1.18台へと上値が切り下がってきており、ファンダメンタルズ的にも米国の大規模減税や景況感の良さから、米ドルはまだ強くなりやすく、ユーロ/米ドルは下がるのではないかと考えています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
■投機筋のポジションが偏った通貨に注目
11月23日(木)はサンクスギビングデー(感謝祭)となり、12月は年末前ということもあって、今の時期からはポジションの手仕舞いが起きやすくなります。
来年に向けてもトレンドが続くような通貨なら、手仕舞いも起きにくいですが、そうでなければ、手仕舞いされる動きが出やすいと言えます。
IMMのポジションでは、豪ドルや加ドルで米ドルに対する投機筋の買い越しが多く、これらが手仕舞いされやすいのではないかと考えています。


(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
ただ、加ドルは、原油との相関性があります。そして現在、原油価格が上昇しているため、加ドルは下がりにくいかもしれません。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/加ドル 日足)
■豪ドル/米ドルは0.75ドル台を目指す展開へ
一方、豪ドルに関しては、手仕舞いが出やすいのではないかと考えています。
米ドル高が続くと考えているので、豪ドル/米ドルが、下がる可能性があるのではないかと考えています。
豪ドル/米ドルは9月20日(水)から下がっていることもあり、一時的な反発が起きやすい状況ですが、0.7750ドル~0.7800ドルはレジスタンスになり、そこで上値を止められてから、0.75ドル台に向けて下がるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
積極的に買う通貨はないですが、米ドルだけは米税制改革や景況感の良さから、上昇がまだ続きやすいと考えています。
【注目情報】
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ロビンスカップ・ジャパンFX2017(Robbins World Trading Championship)優勝で高い実力を見せつけたカリスマ個人トレーダー・バカラ村氏。彼の相場予測&トレードが毎日配信される、有料メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!(月額:5,060円(税込))」はザイFX!がお届けしている有料メルマガです。
「バカラ村のFXトレード日報!」では個人トレーダー目線で初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスや相場分析などを、メルマガでご覧いただけます。
「バカラ村のFXトレード日報!」は、登録後10日間は無料解約可能なので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)