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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

黒田総裁再任でも米ドル/円上昇は期待薄!?
トレンド変わった英ポンド/円は147円が目標

2018年02月13日(火)12:48公開 (2018年02月13日(火)12:48更新)
バカラ村

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■金融市場は不安定。VIX指数の落ち着き待ち!?

 米長期金利の上昇をきっかけに、世界同時株安となり、その流れがまだ落ち着いていないことから、金融市場は不安定な状況が続いています。

【参考記事】
金利急騰、株暴落でリスク回避の米ドル高!? ユーロや資源国通貨の下げが期待できそう(2月6日、バカラ村)
米長期金利が「30年レジスタンス」を突破! 日米株の乱高下に警戒! 米ドル/円は…!?(2月12日、西原宏一&大橋ひろこ)

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足

(出所:Bloomberg)

NYダウ 日足
NYダウ 日足

(出所:Bloomberg)

 この背景にはVIX指数(恐怖指数)の上昇があり、これが落ち着かないと、株式市場の下落不安はなくならない状態です。

【参考記事】
NYダウ、史上最大の暴落にVIX指数の影。ビットコインも真っ青。2日で96%下落って!?

VIX指数 日足
VIX指数 日足

(出所:Bloomberg)

■株式市場の投げはまだ!? 米ドル/円・クロス円は下落へ

 株式市場が崩れると、リスク回避の動きから、為替市場ではクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)が崩れ、それに連れて米ドル/円も下がります。

 まだ株式市場は、ポジション調整により下がると考えていますが、米国の景況感は良く、インフラ投資や減税策などもあることから、リーマンショックのときのような下落相場が続くとは考えにくいです。そのため、株式市場は投げが終われば、底値で停滞というよりも、反発する動きが期待できると思います。

 ただ、今はまだ投げが出る可能性の方が高いので、為替市場も米ドル/円・クロス円はまだ、下がるのではないかと考えています。

【参考記事】
VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)

世界の通貨VS円 日足
世界の通貨VS円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足

■黒田総裁の続投を材料にした米ドル/円上昇は期待しづらい

 2月9日(金)は黒田日銀総裁が再任されるという報道があり、一時的に円安に振れ、米ドル/円は109.25円まで上昇しました。しかし、上値が重く、さらに株式市場が下落したこともあって、その後は108.04円まで下がりました。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

 黒田日銀総裁の続投は市場参加者が予想していたことでもあり、材料視されなかったというのもありますが、今の市場の注目は、VIX指数や株式市場、米長期金利になるので、黒田日銀総裁の続投を材料とした米ドル/円の上昇は期待できない状況です。

■日銀は緩和策継続でも円売りポジションは解消へ!?

 CFTC(米商品先物取引委員会)が公表するIMM(国際通貨先物市場)のポジション動向では、米ドルに対する投機筋の円売りが多く、まだ約11.3万枚の売り越しとなっています。

IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)2月6日時点
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)2月6日時点

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 黒田日銀総裁の続投で、日銀の緩和策は継続となりますが、今は円売りを積み上げるような状況ではなく、反対に、これまで積み上がったポジションを解消する動きの方が出るのではないかと思います。

 これが解消され始めると、米ドル/円やクロス円は下降することになります。

■米ドル/円は108円割れの可能性が高まった

 米ドル/円はこれまで、108円を下限としたもみ合いと考えてきましたが、このもみ合いは株式市場が回復しないと、下抜ける可能性が高いように思います。

 上で述べたように、株式市場には、まだ投げなければいけない人が多いようですし、米ドル/円は110円を回復できない状況が続けば、108円を下抜ける可能性が高いように思います。

【参考記事】
米ドル/円下落が107円辺りで止まる保証はまったくない! 大きな変化に冷静に対応を(2月7日、松田哲)

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:Bloomberg)

■英ポンド/円に下落余地! ターゲットは147円

英ポンド/円も156円台でトップアウトしており、下がる可能性が高い状態です。

 英ポンド/円はここまで、主要な高値と主要な安値がそれぞれ切り上がってきており、緩やかながらも上昇トレンドが形成されていました。

 しかし、2月9日(金)に148.91円まで下がったことで、1月30日(火)の安値151.96円を下抜けただけでなく、さらに1月11日(木)の安値150.19円も下抜けました。

英ポンド/円 日足
英ポンド/円 日足

(出所:Bloomberg)

 どちらを主要な安値と定義したとしても、下抜けているので、これまでの上昇トレンドの流れが変化しており、まだ下がる可能性が高いのではないかと思います。

【参考記事】
暴落相場でできることとは? ユーロ/円、英ポンド/円のターゲットは一旦キャンセル(2月9日、陳満咲杜)

 英ポンド/円は、昨年(2017年)の安値から引ける上昇トレンドラインが現在、145円付近に来ており、147円付近には2017年10月以降にサポートされた水準もあるので、まずは147円への下げが見込めるのではないかと考えています。

英ポンド/円 週足
英ポンド/円 週足

(出所:Bloomberg)

 今月(2月)に入ってから、英ポンド/円はすでに7円以上も下落しているので、一時的な戻りも期待できますが、米ドル/円や他のクロス円と同様、英ポンド/円もまだ下がるのではないかと考えています。

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