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田向宏行
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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米中の貿易問題はチキンレースの様相へ!
米ドル安続きそうだが新年度入りには注意

2018年03月27日(火)13:13公開 (2018年03月27日(火)13:13更新)
バカラ村

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■FOMCは予想どおりの利上げ。経済見通しは上方修正

 先週、3月20日(火)~21日(水)は、パウエル氏がFRB(米連邦準備制度理事会)議長となってから、初めてのFOMC(米連邦公開市場委員会)がありました。

 政策金利は0.25%の引き上げを行いましたが、市場は織り込み済みだったため、これには反応しませんでした。

※FRBのデータを基にザイFX!が作成

 ただ、経済見通しは、上方修正されていました。

 2018年のGDP(国内総生産)見通しは、前回(2017年12月時点)2.5%だったものが今回は2.7%へ、2019年は前回2.1%だったものが2.4%へ上方修正されました。また、失業率の見通しに関しても、2018年は前回の3.9%から3.8%へ修正され、これを受けて、米ドル高へ推移しました。

 また、2018年の利上げ回数に関しては、市場参加者の間では3回か4回かで予想が割れていましたが、ドットチャートの中央値は3回となりました。しかし、来年(2019年)の利上げ予想回数の中央値は、前回2回だったものが、3回へと増えています

2018年3月FOMCで示されたドットチャート
2018年3月FOMCで示されたドットチャート

(出所:FRB)

■パウエル議長の会見や貿易戦争懸念で米ドル安へ

FOMCは総じてタカ派な内容で、今後も景況感が良いという見通しもあり、米ドル/円は106.64円まで上昇、ユーロ/米ドルは1.2250ドルまで、米ドル高で推移しました。

しかし、パウエルFRB議長が記者会見で、今後の経済次第で内容が変わる可能性を示唆したことがハト派と受け取られ、さらに、市場の注目が貿易戦争ということもあって、最終的には米ドル安へ推移しました。

【参考記事】
パウエル議長が話すと株下落の法則発動!? 株のチャート形状悪化! 米ドル/円は…?(3月26日、西原宏一&大橋ひろこ)
米経済面の最大のリスク要因は貿易政策! ドル/円は崩れれば100円に向かう可能性も(3月22日、今井雅人)

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

ユーロ/米ドル 4時間足
ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

■米ドル/円は105円のバリアを粉砕!

 3月22日(木)には、トランプ大統領が、年間で最大600億ドル規模の中国製品に対して関税を課すと発表したこともあり、貿易戦争懸念から、米ドル安がさらに進みました

【参考記事】
森友問題くすぶり、アベグジットの思惑も…。ただ、市場の最大のテーマは貿易戦争!(3月20日、バカラ村)
テーマは米貿易戦争! 米ドル/円は105円トライの材料待ち。ユーロはレンジ上限へ(3月6日、バカラ村)

 また、トランプ大統領は、23日(金)に、マクマスター大統領補佐官を解任し、後任に元国連大使のボルトン氏を指名しました。

 ボルトン氏が、強硬路線を支持する超タカ派の人であることから、市場ではリスク回避の動きも出る展開に。米ドル/円は105円にあったバリアオプションも粉砕し、104.64円まで下がりました

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

■中国は対抗措置を検討。米中はチキンレースへ

 トランプ大統領が中国に対して関税をかけると、中国も米国から輸入する豚肉などに25%の関税をかける対抗措置を検討するなど、リスク回避の材料が出てきています。

【参考記事】
中国の自業自得で米中全面対決の冷戦へ! リスクオフムードはクロス円で顕著(3月23日、陳満咲杜)

 中国側からは、貿易戦争を避けたいとの発言も出てきていますが、トランプ大統領は貿易不均衡問題を解消して、11月の中間選挙を有利に進めたいと考えていることもあって、金融市場が壊れない程度に、まだ貿易戦争を仕掛けてくるのではないかと思います。

 ただ、米国にとって、中国は米国債の買い手でもあるので、あまり無理を押し付けることも難しいと思います。また、中国側も、米国債を売却するような発言をすると、債券価格が下がってしまう可能性が出てくるため、お互いに無理なことはできないのではないかと思うのです。

 まさに、チキンレースのような状況になりつつあります。

■今は米ドル/円を積極的に買えるような状況ではない…

鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関しては、カナダ、オーストラリア、EU(欧州連合)などが適用国から外れましたが、日本は適用国とされ、この点も円高の材料となりました。

世界の通貨VS円 4時間足
世界の通貨VS円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足

 来月(4月)には、日米首脳会談もあるので、そのときに日本が関税の適用国から外れる可能性もありますが、今は、米ドル/円を積極的に買えるような状況ではないです。

■米ドル安は続きそうだが、トレードは来週からが良い!?

 今週(3月26日~)末は、イースター休暇のため、ユーロ圏や英国などは、3月30日(金)から4月2日(月)まで4連休となります。そのため、今週は、前半の動きがメインとなりそうです。

 イースター休暇に加え、期末ということもあり、今週前半はポジション調整の動きが出やすいと考えています。

 そして、日本は4月から新年度入りということもあり、新たな資金が入ってくることから、これまでのトレンドも変わりやすい時期になります。

 ポジション調整と期末という点から、今週(3月26日~)は、無理なトレードはしない方がいいと考えています。

 米ドル/円は105円を割れ、ユーロドルも1.21ドルがサポートされたままのため、テクニカル的にも米ドル安が続くような状況ですが、トレードは来週(4月2日~)からの方が、良いのではないかと考えています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

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ユーロ/米ドル 日足
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