■NYダウは二番底を付けにいく展開へ!?
今年(2018年)2月のVIXショックのとき、株式市場は、最初の急落後、しばらく方向感なく推移し、その約1カ月半後に二番底を付けています。
【参考記事】
●NYダウ、史上最大の暴落にVIX指数の影。ビットコインも真っ青。2日で96%下落って!?

(出所:Bloomberg)
今回も、下げたあとに方向感のない推移をしており、同じように今後、二番底を付けるタイミングがやってくるのではないかと思います。
そのときに、米ドル/円も同じように下がるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
■欧州通貨は下がる材料が豊富だけど…
欧州通貨に関しては、イタリアの予算問題や、Brexit(英国のEU離脱)協議が12月まで続く可能性、サウジアラビアの記者問題もあって、ユーロ/円や英ポンド/円は、下がる材料が豊富にあります。
英ポンド/円に関しては、要人からは離脱交渉の合意に関して、楽観的な発言が多くなってきていますが、何も進展しているような状況ではありません。合意の最終期限が11月とされていましたが、それが延びていることから、合意なき離脱(※)の思惑も出てくるため、軟調な展開になりやすいと思います。
(※編集部注:「合意なき離脱」とは、2年間の交渉で合意に至らず、何の取り決めもないまま、英国がEUを離脱すること)
【参考記事】
●日本のBrexit報道は正確ではない!? ソフト・ハード・合意なき離脱の違いとは?(9月12日、松崎美子)
●合意なき離脱ならポンドは10~20%下落も。2度目の国民投票は?“クーデター”の噂も!? (9月17日、松崎美子)

(出所:Bloomberg)
ただ、ヘッドラインにも振らされやすい状況のため、トレードのリスクは高くなっています。
ユーロ/円も、材料としては売りのものが多いですが、長期のチャートでは124円台で2度、底を付けており、上値も133円台で止められているため、その間でのレンジが続くことになりそうです。

(出所:Bloomberg)
■米ドル/円の値幅は10円足らず…。このまま小動きに?
全体的に為替市場は小動きですが、長期的にも小動きとなりそうな状況になってきています。
今年(2018年)の米ドル/円やユーロ/円などは、例年と比べて小動きとなっており、米ドル/円は今のところ、104.56円~114.55円と9.99円の値幅です。直近10年の平均では、15円~16円ほど動いています。

(出所:Bloomberg)
75円の大底を付けた2011年のときは、日銀の介入もあって、年間の値幅が10.18円と小動きでしたが、今のところ、それよりも値幅が小さいことになります。
今年は残り2カ月ほどで、このままであれば小動きで終わりそうですが、大きく動くことを期待したいところです。
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