■米ドル/円は調整局面だが戻り売りで
米ドル/円は105円がサポートされたため、調整局面となっていますが、パウエルFRB議長が利下げを示唆すると思いますので、戻り売りで良いのではないかと考えています。

(出所:TradingView)
105円でサポートされたあとのため、すぐに下降トレンドには戻らないと思いますが、107円台は売りも待っているようで、基本的には戻り売りでのトレードを考えています。
■英国で解散総選挙!? 英ポンドは調整しているけれど…
英国では、コービン労働党党首が解散総選挙を訴えており、英ポンドが調整しています。
英ポンド/米ドルは、1.2000ドルがサポートされたことや、市場が売りに偏っていることもあって、調整しやすい状況でもありました。

(出所:TradingView)
今週(8月19日~)は、21日(水)に英独首脳会談、22日(木)に英仏首脳会談が予定されています。
ここでは、ブレグジットに関する内容が話し合われるとされていますが、離脱期限の10月末まで時間があることから、まだ歩み寄るようなことがあるとは思えず、どちらかというと、英ポンドの売り材料になる可能性の方が高いと考えています。
■英ポンドのトレードがおもしろくなりそう!
野党のコービン労働党党首が、総選挙を訴えており、もし、10月末より前に総選挙が実施されれば、英ポンドは上昇することになりますが、その可能性は低いと思います。
今はまだ、合意なき離脱の可能性があるため、英ポンドは軟調な展開が続きやすく、10月末に合意なき離脱となれば、英ポンドは急落すると思います。
しかし、IMM(国際通貨先物市場)における投機筋のポジションからも、米ドルに対する英ポンドの売り越しが多くなっているため、その急落場面は長期的な良い買い場になると考えています。

※CFTCのデータをもとにザイFX!が作成
10月末に合意なき離脱を避けることができた場合も、英ポンドは上昇する可能性が高いと考えています。この場合は、10月末より前に、上昇が始まっていると思います。

(出所:TradingView)
米ドル/円は、105円の重要な水準まで来ていることもあって、値動きはあまり期待できません。しかし、英ポンドに関しては、今は売り目線ではいるものの、その後は売られ過ぎの巻き戻しもあって、大きく上昇するのではないかと考えており、今後は英ポンドのトレードが、おもしろくなるのではないかと考えています。
【参考記事】
●緩和余地の少ない円が買われる展開継続!? それでも米ドル/円が反発しやすいワケは?(8月13日、バカラ村)
●目先の米ドル/円はまだ戻り売り。でも、104円台以下は長期的な買い場になるかも!?(8月6日、バカラ村)
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