2月27日(木)■『新型コロナウイルスによる感染被害拡大や世界経済悪化懸念』と『主要な株式市場及び米国の長期金利の動向』、そして『直近で加速しているリスクオフの流れの行方』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『新型コロナウイルスによる感染被害拡大や世界経済悪化懸念』と『主要な株式市場及び米国の長期金利の動向』、そして『直近で加速しているリスクオフの流れの行方』にあり。

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2月27日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆影響度)	市場 予想値	前回 発表値
・月末間近(明日が2月月末での最後の営業日) ・米国の主要企業の決算発表→ベスト・バイ、バイドゥ、ビヨンド・ミート、JCペニー、その他
06:45		NZ)貿易収支	○	-5.49億	+5.47億
08:30		米)トランプ大統領による新型コロナウイルスに関する会見	SS	要人発言
09:00		NZ)ANZ企業景況感	○	-	-13.2
09:30		豪)第4四半期民間設備投資	○	+0.4%	-0.2%
16:00		ト)経済信頼感	△	-	97.1
18:30		南ア)生産者物価指数 [前月比/前年比]	×	+0.2%	+0.2%
				+4.4%	+3.4%
18:45		欧)ラガルドECB総裁の発言	◎	要人発言
19:30		英)カンリフBOE副総裁の発言	△	要人発言
22:30		加)第4四半期経常収支	○	-90.0億	-98.6億
		米)新規失業保険申請件数	A	21.2万件	21.0万件
		米)第4四半期GDP【改定値】	S	+2.1%	+2.1%
		↑・個人消費【改定値】		+1.7%	+1.8%
		↑・GDPデフレーター【改定値】		+1.4%	+1.4%
		↑・コアPCEデフレーター【改定値】		+1.3%	+1.3%
		米)耐久財受注	AA	-1.5%	+2.4%
		↑・耐久財受注【除輸送用機器】		+0.2%	-0.1%
24:00		米)中古住宅販売保留 [前月比/前年比]	A	+2.2%	-4.9%
				+2.3%	+6.8%
24:30		米)週間天然ガス貯蔵量	B	-	-151
25:00		米)カンザスシティ連銀製造業活動指数	C	-1	-1
25:30		米)エバンス：シカゴ連銀総裁の発言	BB	要人発言
27:00		米)7年債入札	AA	320億ドル
29:30		米)メスター：クリーブランド連銀総裁の発言	AA	要人発言
翌 06:00		NZ)ANZ消費者信頼感指数	×	-	122.7
文字が、普通→太字→赤色太字の順番で重要なものになる。ピンク太字は金融政策関連のもの。 ピンクのバックは米国の材料でオレンジは金融政策関連、黄は要人発言、緑は企業の決算を表す。 重要ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 当コンテンツについての 免罪事項・ご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

米国の経済指標及びイベントは、
・08時30分：米)トランプ大統領による新型コロナウイルスに関する会見
・22時30分：米)新規失業保険申請件数
・22時30分：米)第4四半期GDP【改定値】/個人消費【改定値】
・22時30分：米)耐久財受注＆【除輸送用機器】
・24時00分：米)中古住宅販売保留
・25時30分：米)エバンス：シカゴ連銀総裁の発言
・27時00分：米)7年債入札
・29時30分：米)メスター：クリーブランド連銀総裁の発言
に注目が集まる。

米国以外では、
・06時45分：NZ)貿易収支
・09時00分：NZ)ANZ企業景況感
・09時30分：豪)第4四半期民間設備投資
・18時45分：欧)ラガルドECB総裁の発言
・22時30分：加)第4四半期経常収支
に注目が集まる。

経済指標及び要人発言以外では、
・月末間近(明日が2月月末での最後の営業日)
・今週(2/24～)に主要国の金融政策の発表や議事録の公表の予定はない
・今週も米国の主要企業の決算発表が相次ぐ
・2月の月末要因
・新型コロナウイルスによる感染被害拡大や経済への影響に対する懸念(パンデミックリスク)
・トランプ大統領及び政権による決定や発言
・米国の国債市場と長期金利
・主要な株式市場(米国中心)
・金融市場のリスク許容度
・金融当局者や要人による発言
・米国の金融政策(3月18日に金融政策発表を予定)
・英国のEU離脱問題(1月31日にEU離脱済み、通商交渉などが焦点に)
・原油と金を中心とした商品市場
・欧州の景気後退懸念
・欧州の金融政策(3月12日に金融政策発表を予定)
・米中貿易問題(貿易協議は第1段階に関して合意・署名済み)
・人民元
・日本の金融政策(3月19日に金融政策発表を予定)
などが重要となる。


★★★

本日は、日本時間早朝(8時30分)にトランプ大統領による新型コロナウイルスに関する会見が行われる。

本日の米国の経済指標は、新規失業保険申請件数と第4四半期GDP【改定値】/個人消費【改定値】、耐久財受注＆【除輸送用機器】、中古住宅販売保留と目白押し。
一方、経済指標以外のイベントでは、トランプ大統領による新型コロナウイルスに関する会見の他、7年債の入札や複数のFRB高官の発言が予定されている。

今週の為替相場は、週明けからリスクオフの流れが加速して、ドル円は一時110円割れまで下落し、ユーロドルは一時1.08後半まで上昇している。

本日は、新型コロナウイルスによる感染被害拡大や世界経済悪化懸念と主要な株式市場及び米国の長期金利の動向、直近で加速しているリスクオフの流れの行方が重要となる。
その他、トランプ大統領による決定や発言や金融市場のリスク許容度、注目度の高い米国の経済指標の発表、金融当局者や要人による発言、原油と金を中心とした商品市場、米国の金融政策への思惑などにも注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ(羊飼いの見解)■□■(※毎日更新)

・18時45分：欧)ラガルドECB総裁の発言
→言及内容次第

・08時30分：トランプ大統領による新型コロナウイルスに関する会見
・22時30分：米)新規失業保険申請件数
・22時30分：米)第4四半期GDP【改定値】/個人消費【改定値】
・22時30分：米)耐久財受注＆【除輸送用機器】
・24時00分：米)中古住宅販売保留
・25時30分：米)エバンス：シカゴ連銀総裁の発言
・27時00分：米)7年債入札
・29時30分：米)メスター：クリーブランド連銀総裁の発言
→リスクオフの流れが怒濤の加速
この流れが継続するかどうかがキモ


■2月24日～の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円中心)
▼今週(2/24～)に、主要国の金融政策の発表や議事録の公表の予定はない
▼来週(3/2～)に、オーストラリア、カナダの金融政策の発表が予定
▼G20財務相中銀総裁会議明け(22日・23日開催)
▼24日(月)は、日本が祝日で休場
▼24日(月)に、中国が全国人民代表大会(全人代)を延期するかどうかを決定
▼今週も、米国の主要企業の決算発表が相次ぐ
▼2月の月末要因
▼中国発の新型コロナウイルスの感染被害拡大懸念(パンデミックリスク)
▼トランプ大統領及び政権による決定や発言
▼米国の国債市場と長期金利
▼主要な株式市場(米国中心)
▼金融市場のリスク許容度
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の金融政策(3月18日に金融政策発表を予定)
▼英国のEU離脱問題(1月31日にEU離脱済み、通商交渉などが焦点に)
▼原油と金を中心とした商品市場
▼注目度の高い米国の経済指標の発表(米国が中心)
▼欧州の景気後退懸念
▼イラン情勢(中東情勢、地政学的リスク)
▼欧州の金融政策(3月12日に金融政策発表を予定)
▼米中貿易問題(貿易協議は第1段階に関して合意・署名済み)
▼人民元
▼日本の金融政策(3月19日に金融政策発表を予定)
▼香港情勢

羊飼いの都合により、2月26日～3月6日の戦略コメントはお休み

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