■バイデン次男が「オクトーバー・サプライズ」か
バイデン候補のウクライナ疑惑が広がっていますね。
バイデンさんが「会っていない」と話していたウクライナ企業幹部と、実際には面会していたことをニューヨークポストが報じています。
ソースとなったのは、次男であるハンター・バイデンのPCから入手されたメールです。
トランプさんのコロナ感染が「オクトーバー・サプライズ」かと思っていましたが、こちらになる可能性も出てきました。
前回のオクトーバー・サプライズは、大統領選の直前、2016年10月28日(金)に当時のコミーFBI(米連邦捜査局)長官がヒラリーさんの私用メール問題を再捜査すると発表したことでした。
この話題が、大統領選を決定づけたとする見方もあります。
【参考記事】
●米大統領選、トリプルブルーなら増税を掲げるバイデン氏勝利でも株高・円安に!(10月8日、西原宏一)
●ヒラリー氏のメール問題をFBIが捜査再開! 米大統領選直前に発表した理由とは…!?(2016年10月31日、西原宏一&大橋ひろこ)
10月22日(木)(日本時間10月23日(金)10時)には、大統領選の討論会が開催されます。トランプさんは厳しく追求するのでしょう。

バイデン氏が「会っていない」と話していたウクライナ企業幹部と、実際には面会していたことをニューヨークポストが報じたことについて、トランプ大統領は10月22日(木)の大統領選討論会で厳しく追求するのだろうと、大橋ひろこさんは解説 (C)Bloomberg/Getty Images
今回の大統領選は「トランプvsバイデン」というよりも、「トランプか、トランプ以外か」という様相になっています。
共和党、民主党の支持者はそれぞれ固まっており、焦点は浮動票の行方。その意味で、討論会は注目です。
■ツイッターが情報統制? CEOが上院召還か
ツイッターやフェイスブックは、ハンター・バイデンについての記事を拡散させない措置を取りました。
これに対して共和党は、10月23日(金)にもツイッターやフェイスブックのCEOを上院に召喚するようです。
ハンター・バイデンを巡っては、児童虐待の話も出ており、こうした話が広がるようだと形勢逆転の可能性もありそうです。
結果を予想してもあまり意味はないですが、大統領、上下院のいずれも共和党が勝利する「トリプルレッド」となる可能性は、ほぼゼロ。
大統領、上下院のいずれも民主党が勝利する「トリプルブルー」か、あるいは「ねじれ」の生じる「パープル」となる可能性が高いのでしょう。
いずれによせ、ハンター・バイデンの話題がオクトーバー・サプライズになるのかどうか。進展に注目ですね。
(次ページでは、米追加経済対策や英国とEUの通商交渉、EUのグリーンボンド発行の話題が…)
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