■トルコリラは反発。財務相辞任で利上げ期待が高まる
今週(11月9日~)のトルコリラですが、アルバイラク財務相の辞任を受け、トルコリラは対米ドル・対円で急騰しました。
米ドル/トルコリラは、8.00リラ付近までいったん下がった後に再び反発して、8.20リラまで戻しています。対円でも13円付近まで値を戻しました。

(出所:IG証券)

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前回のコラムで、米国大統領選挙後という今年(2020年)最大の政治イベントを通過すれば、トルコリラは、いったんリバウンドする可能性が高いことを指摘しています。
【参考記事】
●米大統領選通過と利上げでリラは反発か。トルコリラ/円は13.50円までの戻りを予想(11月4日、エミン・ユルマズ)
さらに、ここでトルコ中銀が利上げに踏み切れば、トルコリラ/円は、一気に13.50円を超えると考えます。中銀総裁の更迭で利上げ期待が遠のいてしまいましたが、アルバイラク財務相の辞任を受け、再び期待が高まっています。
エルドアン大統領は、新しい財務相と中銀総裁の信用力を高めるため、限定的な利上げに賛成しているとトルコメディアが報じています。

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