本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『ユーロ圏の信用不安の行方』、そして『主要各国の出口戦略や金融政策への思惑』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)中古住宅販売保留」
・「米)第4四半期非農業部門労働生産性【確報値】/単位労働費用【確報値】」
・「米)製造業受注指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「豪)貿易収支」
・「加)住宅建設許可」
・「加)Ivey購買部協会指数」
などに注目が集まる。
経済指標以外では、
・「英)BOE政策金利&声明発表」
・「欧)ECB政策金利発表」
・「欧)トリシェECB総裁の会見」
・「ギリシャの財政懸念を発端とした『ユーロ圏の信用不安』の行方」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「明日に『米国の雇用統計』の発表を控える点」
などの要因に注意したい。
★★★
本日は、明日に「米国の雇用統計」控え、「BOE政策金利&声明発表」と「ECB政策金利発表&トリシェECB総裁の会見」が予定されている。
米国の経済指標は、「週間新規失業保険申請件数」と「中古住宅販売保留」がメイン。
「NY株式市場」の動向は、引き続き、金融市場の流れを見極める上で最も重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」からも目が離せない。
現在の金融市場の大きな焦点となっているのは「『米国の出口戦略や金融政策』への思惑」及び「ギリシャの財政懸念を発端とした『ユーロ圏の信用不安』」など。
昨日の金融市場で「ギリシャの財政緊縮策が決定」され、今までの傾向だった「ユーロ売り・ドル買い」の巻き戻しが出ている。
また、本日、明日とビッグイベントが相次ぐ為、その思惑や結果での大きな変動には十分に気を付けたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)貿易収支
・21時00分:英)BOE政策金利&声明発表
→直近でポンドが大きく変動していることもあり、注目度は高い。政策金利は据え置きが濃厚。声明や資産買い取り施策についての言及が重要。
・21時45分:欧)ECB政策金利発表
→政策金利は据え置きで大きな変動になる可能性は少ない。トリシェECB総裁の発言に注視したい。
・22時30分:欧)トリシェECB総裁の会見
→出口戦略にも言及か。内容次第では大きな反応も。
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
→明日に雇用統計の発表を控えて、注目度は高い。反応は大きめになりやすい。
・24時00分:米)中古住宅販売保留
→最近の住宅指標の悪い結果から注目度がアップしている。大きな反応につながりやすい。ただ、明日に雇用統計というビッグイベントを控える点で読めない。
▼その他の本日の注目材料や注目点
・ギリシャの財政懸念を発端とした『ユーロ圏の信用不安』の行方
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・明日に『米国の雇用統計』の発表を控える点
3月1日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計を中心とした『主要経済指標』の発表
▼公定歩合引き上げで高まっている『米国の出口戦略や金融政策』への思惑
▼米国を中心とした『株式市場の動向』
▼ギリシャの財政懸念を発端とした『ユーロ圏の信用不安』
▼『ドル買い地合い』や『ユーロ売り地合い』、『リスク回避ヨリの流れ』の継続や加速
▼『金や原油などの商品市場』の動向
▼3月の『月初め要因』
▼『金融当局者や要人による発言』
▼『米国の長期金利』の動向
▼次回FOMCの叩き台となる『米地区連銀経済報告(ベージュブック)』の内容
▼『中国による金融引き締め強化』への思惑
▼『オバマ大統領による金融規制案』への思惑
GMO外貨「外貨ex」今ならザイFX!限定4000円がもらえるキャンペーン中!
3月4日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
||||||||
- | |||||||||||
08:50 | 日)第4四半期法人季節設備投資 | △ | -18.4% | -24.8% | |||||||
09:30 | 豪)貿易収支 | ○ | -16.00億 | -22.52億 | |||||||
10:30 | 日)野田日銀審議委員の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
19:00 |
欧)第4四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比] |
× | +0.1% | +0.1% | |||||||
-2.1% | -2.1% | ||||||||||
21:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | ◎ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
|||||||
21:45 | 欧)ECB政策金利発表 | ○ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
|||||||
22:30 | 欧)トリシェECB総裁の会見 | ◎ | 要人発言 | ||||||||
加)住宅建設許可 | ○ | +0.8% | +2.4% | ||||||||
米)第4四半期非農業部門労働生産性 【確報値】 |
BB | +6.3% | +6.2% | ||||||||
↑・単位労働費用【確報値】 | -4.5% | -4.4% | |||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 47.0万件 | 49.6万件 | ||||||||
24:00 | 加)Ivey購買部協会指数 | ○ | 56.0 | 50.8 | |||||||
米)製造業受注指数 | BB | +1.8% | +1.0% | ||||||||
米)中古住宅販売保留 | S | +1.0% | +1.0% | ||||||||
24:15 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁 の講演 |
BB | 要人発言 | ||||||||
27:00 | 米)エバンズ:シカゴ連銀総裁の講演 | B | 要人発言 | ||||||||
翌 06:15 |
米)ブラード:セントルイス連銀総裁 の講演 |
BB | 要人発言 | ||||||||
|
ECB理事会や米雇用統計などのビッグイベントを控えるため、様子見が主体。下落が加速するようであれば追随する可能性も。
ECB理事会や米雇用統計などのビッグイベントを控えるため、様子見が主体。下落再開時には追随したいが。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)