中国の経済指標の悪化や株の大幅安などでリスク回避に傾くいっぽうであったアジア市場を、そのまま引き継いでスタートした昨日の欧州市場。ユーロ円は2001年以来の107円台に突入してきた。クロス円は全面安となった。私はドル円のショート(@88.95)を持っていたのだが、勝負はこれからだ。
ドル円は5月初旬に88円ちょうど近辺まで急落した後は、なんとか89円ちょうどの付近では跳ね返されてきた。下抜けのメドとしては88円ちょうどのほうが重要なのだが、89円を割れてくれば、必然的に下方向をトライしにいくはずだ。
しかしドル円は欧州序盤には88円台ミドルまでで、米国市場に近づいてくると私のコスト付近まで戻ってもきた。たぶんここ1年でもっとも低い水準にあるアメリカの長期金利の緊張状態が、ちょっとだけ緩んできたこともあるのだろう。
米国市場も大幅な株安でスタートした。そしてドル円はまた下落してきた。住宅の数字は悪くはなかったがあまり反応しなかったのだが、その後に発表になったCB指数がかなり予想よりも悪かったのだ。アメリカのセンチメントも悪くなっていることが確認された格好だ。
日本とパラグアイの試合がはじまる頃に、ドル円88.20近辺まできたが、その後はあまり動かなくなった。なかなか両チームともに点の入らないサッカーの試合とまるで同じ展開だった。
ユーロ円も欧州市場での安値を更新してきたが、107.27をつけたあと、PK戦でパラグアイが勝利した頃には108円台まで戻してきた。見れば米国株も安いことには変わりないの、そのレベルのままでの小動き。リスク回避にもテークにも動かない、膠着状態だ。こうなると水曜日以降の雇用関係の指標などが次の関心になってくる。私はポジションを持ち越した。
明日にスペインの入札、ECBの短期資金の期日がくるというなか、今の欧州序盤でもリスク回避のムードは依然として根強いものの、若干は持ち直している。ユーロ円は109円台まで戻してきた。
ただしユーロ問題だけならまだしも、米中の経済鈍化の見通しまで台頭してきている。このため今晩は、金曜日の雇用統計の前哨戦となる21時15分に発表されるADPと、22時45分のシカゴ購買部の数字にとても注目である。
引き続き私はドル円ショートのポジションで、88円台を割れていくことにベットしている。しかし想定していたよりも今までのところドル円は下向きに走らなかった。まだ皆が耐えられずにショートカバーに入るというレベルではないが、また売りなおせばよいのでロスカットを89円ちょうどまで下げた。
なにしろまた88円付近までドル円が下落してきたことで円売り介入などを警戒する向きも出てくるはずだ。あまり予断を持たずにいようと思う。
日本時間19時10分
ただしユーロ問題だけならまだしも、米中の経済鈍化の見通しまで台頭してきている。このため今晩は、金曜日の雇用統計の前哨戦となる21時15分に発表されるADPと、22時45分のシカゴ購買部の数字にとても注目である。
引き続き私はドル円ショートのポジションで、88円台を割れていくことにベットしている。しかし想定していたよりも今までのところドル円は下向きに走らなかった。まだ皆が耐えられずにショートカバーに入るというレベルではないが、また売りなおせばよいのでロスカットを89円ちょうどまで下げた。
なにしろまた88円付近までドル円が下落してきたことで円売り介入などを警戒する向きも出てくるはずだ。あまり予断を持たずにいようと思う。
日本時間19時10分
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