3月13日(日)、米国が夏時間入り。FXの取引時間だけでなく経済指標にも影響
2022年3月13日(日)、今年も米国で冬時間(標準時間)から夏時間(サマータイム)への移行が実施されます。

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上の図や【参考記事】のとおり、夏時間の期間は3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで。今年2022年は、3月13日(日)にスタートとなり、11月6日(日)に再び冬時間に移行する予定です。
この年2回の移行に伴い、FX各社の取引時間が変更になります。影響があるのは早朝のみですが、経済指標の発表時刻にも変化があるため、トレーダーにとってはチェックしておくべきイベントとなっています。
IG証券とサクソバンク証券は注意が必要
ほとんどのFX会社で取引時間の変更に関係するのは米国時間ですが、例外的なケースとして注意が必要なのが、米国時間と英国時間を採用しているIG証券と、米国時間と豪州時間を採用しているサクソバンク証券です。
まずは、米国、英国、豪州の標準時間とサマータイム期間を整理しておきましょう。

つまり、冬時間から夏時間への切り替えは米国、英国、豪州の順で、夏時間から冬時間への切り替えは豪州、英国、米国の順になるわけです。また、豪州は南半球にあるので、標準時間とサマータイムが逆になります。
では、具体的にIG証券とサクソバンク証券の切り替えスケジュールはどうなっているのでしょうか。図にしてみました。まずは、米国時間と英国時間を採用しているIG証券から。

※赤字は変更される部分
このように、冬時間から夏時間に移行する際も、夏時間から冬時間に移行する際も、2段階になっているのがわかります。
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米国時間と豪州時間を採用しているサクソバンク証券の場合は、2段階で移行するのは同じですが、豪州の夏と冬が逆なので、冬時間と夏時間の組み合わせも違ってきます。

※赤字は変更される部分
サクソバンク証券は、午前3時もしくは4時という早い時間から取引可能なため、週末に大ニュースが出た場合に、月曜の窓埋めトレードを狙うための口座を開設している読者もいるかもしれませんね。早朝にトレードする習慣のある方はチェックしておくことをおすすめします。
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※この表は2023年1月5日時点のデータに自動で更新されているため、本記事の公開時の情報とは異なっている場合があります |
CFDの取引時間は銘柄によって変化
夏時間への移行でもう一点、注意が必要なのがCFDの取引時間です。
CFDの場合は、対象となる原資産の取引時間の変化に準じるため、取り扱い銘柄によって状況が異なってきます。以下はその一例、GMOクリック証券のケースです。

(出所:GMOクリック証券)
これを見ると、銘柄ごとに異なっているのがよくわかると思います。また、FX取引については米国、英国、豪州を取り上げましたが、この表の中のユーロ50などは欧州時間の影響を受けます。
欧州の夏時間は、2021年に廃止になるとの噂もありましたが、ユーロ加盟国間の調整が進んでいないのか、2022年3月現在では存続しています。仮にある程度まで協議が進んでいたとしても、コロナ禍や、特に現在はウクライナ情勢の影響でそれどころではないのかもしれません。
いずれにせよ、取り扱い銘柄によって異なることには変わりありませんので、CFD取引をしているなら、各社の公式サイトなどで確認しておくことをおすすめします。
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(山口学)
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