米ドル/円は今年もまだボラティリティが高いまま。方向性を間違えたときはしっかり切らないと、大きなやられにつながる
昨年(2022年)から米ドル/円のボラティリティが高い状態ですが、今年(2023年)もまだボラティリティは高いままで、激しく乱高下を繰り返しています。
1月18日(水)の日銀会合(日銀金融政策決定会合)では、金融政策は現状維持となりました。
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⇒米ドル/円は売り方向だが、まずは日銀会合を見てから。現状維持なら129.50円を超えて急騰し、YCC撤廃なら125円に向けて急落しそう。非常に重要な週になる!(1月17日、バカラ村)
海外勢はYCC(イールドカーブコントロール)の変動幅を再拡大するとの期待があったため、その反動で円安に。
米ドル/円は131.60円付近まで約3円ほど急騰しました。
ただ、将来的には日銀も金融政策を変更させるとの期待が根強く、127.55円まで約4円下落しました。
行ってこいの動きですが、かなり高いボラティリティです。
超短期のトレードであれば、収益チャンスが多くある動きが続いていますが、スイング以上の期間では、方向性を間違えたときはしっかり切らないと、大きなやられにつながることになります。
(出所:TradingView)
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次の注目材料は日銀人事、東京のCPI、FOMC
次の注目材料としては、2月10日(金)までに日銀人事が分かります。
次期日銀総裁によって金融政策が変わるため、注目されています。
今週(1月23日~)は、1月27日(金)に東京のCPI(消費者物価指数)の発表があります。
日本もインフレとなってきているため、この数字が高いようであれば、海外勢が円買いを仕掛けてくることが予想されます。
米国のCPIは徐々に低下し、日本のCPIは上昇しているため、金融政策面は反対方向に向きやすい状態です。
そのため、今後も米国や日本のCPIは注目材料となります。
来週、2月1日(水)にはFOMC(米連邦公開市場委員会)があります。
タカ派のウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事は、次回の会合で0.25%の利上げを示唆しており、ニック・ティミラオス記者も0.25%の利上げの可能性を示唆しています。
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そのため、来週の会合では0.25%の利上げがほぼ確実だと思います。
ニック記者は、今春には利上げを停止するか検討し始める可能性もあるとしています。
FRBは、大幅利上げから徐々に通常の利上げ幅に変えてきており、今までの利上げの効果を見極めるための段階に入ってきています。
昨年からの金融政策から考えると、ハト派とも受け取れる状態です。
景気指標も悪いものが多くなっているため、年後半には利下げの可能性もあります。
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ユーロ/米ドルは金融政策面から考えると、上昇しやすいが、上がれば早めの利食いするトレードを
それに対して、ユーロ圏はまだインフレが高く、2月のECB(欧州中央銀行)理事会だけではなく、それ以降も複数回0.50%の利上げがあると思います。
ユーロ/米ドルは金融政策面から考えると、上昇するように思います。
ただ、1月18日(水)には、直近高値1.0874ドルを超えて1.0887ドルまで上昇しましたが、高値を維持できずすぐ下落。1月23日(月)も直近高値を超えて1.0925ドルまで上昇しましたが、1.09ドル台にも定着できず、1.0846ドルまで下がりました。
(出所:TradingView)
ブレイクでエントリーすると、高値掴みをするような動きを繰り返していることもあり、下がったところで買い、そして上がれば早めに利食いをするようなトレードをするしかないと思います。
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豪ドル/米ドルも、まだ堅調に推移しやすい
中国もゼロコロナ政策をやめたことで、中国との関連が強い豪ドルも堅調になりやすいと思います。
豪ドル/米ドルは0.6875ドルがレジスタンスからサポートに変わっていることもあり、まだ堅調に推移しやすいように思います。
(出所:TradingView)
結果的にこれまでと方針は同じになりますが、ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドルは買いでいいのではないかと考えています。
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