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 昨日はイベントが少ない中、アジア時間ではドル買い、欧州時間ではドル売り、そしてニューヨーク時間の午後からは再度のドル高という図式になった。ドル円に関しては依然として131円ちょうどを挟んでの動きのままなのだが、値幅が前日よりも格段と大きくなっている。

 アジア時間の午前にドル円は131.70あたりの高値をつけにいったのだが、徐々に失速。ニューヨーク序盤で失業保険の数字が出た頃には130.35あたりまで差し込んだ。この間、何も抵抗らしい抵抗には遭わなかった。ドル金利の低下が顕著だったわけでもない。

 しかし米国債の30年ものの入札が不調に終わると米債市場は値崩れを起こして、それが長期金利の上昇に役立った。ドルは買い戻され、アジア時間の高値近辺まで値を戻してきている、

 私も材料薄のなかで仲値決めなど短期的な需給を当てにして、ドルロングで攻めてみたりしたが、さっぱりだった。最初のうちはうまくいって２回転くらいできたのだが、東京クローズに向けてズルズルとドル円は後退。それまでの稼ぎを吐き出してしまった。

 ちょっと気落ちしていたこともあって、さすがに130円台に入ったからといってショート攻めして突っ込んでいくだけの元気はなかった。やっていれば往復ビンタだった可能性がある。それで気を取り直して攻め直すべきところだったのだが、翌朝に用事を抱えていたのでフテ寝してしまった。

 米国株はドル金利の上昇が明確になるにつれて、下げの勢いを増してきた。しかし材料不足ということもあり、大幅安になるというほどでもない。

 俯瞰的に見れば、依然としてドル円はレンジ内に留まったままであり方向感を出してきていない。また値動きの幅もだんだんと小さくなってきているようだ。１日に１円幅も動かない日もあるくらいだ。大きく動くと考えてやられた後にそこから倍返しすればいいではないかという相場展開ではなくなってきていることにもっと注意を払わないといけないのだろう。

日本時間 15時00分

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