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 昨日はドル金利がさらに上昇を呈した。とくに短期ゾーンでの上昇が顕著で、FFレートの先物金利は5.5％にまで近づき、２年債の利回りは4.9％まで上がってきていた。２年債でここまでターミナルレートに近づいてきたのだから、もはや目先の２年間で利下げはなくなったと解釈してよいかもしれない。現状4.5％のFF金利も、２年の平均では4.9％でおさまるだろうということだ。

 欧州時間まではドル相場は安かった。ドル円などではアジア時間の高値圏から1円以上も下落。それがニューヨーク時間での経済指標の発表とともに金利上昇を始めたのだ。指標データの内容には、これまでと変わったようなインフレを示すものはなかった。

 だがアジア時間にでた中国の景況感の数字に再評価がされたのかもしれない。中国の景気回復はそのままインフレをもたらす可能性が大きい。中国のロックダウンで収まっていた工業原料や食料品の価格上昇が期待されるからだ。

 私もドル円は底が浅いはずだと思って欧州時間に135円台で買ってみたのだが、自分がロングを持っている間はまったく気持ちのよい動きはしないものだから、135.55でロスカットしてしまっている。

 確かに135.30辺りで反転してきて、その後の再上昇なのだから持っていれば良かったではないかという見方もあるが、それではトレーディングにならない。攻められてしかるべきなのは、その後の上昇するかもしれない局面できれいにロングを再び作り直せなかったことであろう。思い切りが足りなかった。

 今晩はイベントが少ない。明日の金曜日は雇用統計もないので、しずかな一日になりそうだ。ドルはそれほども下がらないと思うので、もしも押し目があれば拾っておきたい。

日本時間 15時00分

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