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 昨日のアジア時間ではドル円が133円台の前半で始まったが、前日の米国株での反応が底打ち感を呈していたので、あまり下攻めをするような雰囲気ではなかった。私もできれば132円台に入ってから買いたいなと思っていたが、なかなか突っ込まない。ドル金利が少なからず低い方向かっているのだから、もうちょっとドル売りが出ても良さそうなものだったのに、落ちなかったのである。
 
 そうこうするうちにドル円は134円にワンタッチ。その後に再び133円台の前半まで緩んできたから良かったものの、ロングの入りどころとしては完全に一歩遅れたという感じだった。このロングはうまい具合の134円ちょうどの手前まで持っていられたが、最初のラリーに手が出なかったことが悔いになって、なかなか次の一手が踏み込めなかった。

 注目のCPIが出た。大方が予想通りだった。ファーストアクションとしてはドル売り・株安で動いたが、すぐに反動が出た。ドル円はもう一度134円ちょうどを攻めたが、届かず。ドルの短期金利はこの日だけで75ベーシスも上がっている。

 先週の木曜日からの短期金利の低下が175ベーシスポイントだったことを考えると、その半分を取り返したことになる。それだけマーケットが金融不安からのショック度が遠のいたということだろう。

 今晩も大きな経済指標が並んでいる。最大のアメリカのPPIだが、小売売上高も要注意だ。果たしてFEDの姿勢はいかに。

日本時間 15時00分

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