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 FOMCの結果は25ベーシスの利上げとなった。予想通りとは言えるが、パウエル議長の議会証言まで続いた経済指標に基づいて金融政策をするというスタンスからは、ほど遠くなってしまった。金融システムは安全とは言いながらも、25ベーシスポイントしか上げられないということは、やはりシステマティックな心配事を抱えているのではないかという観測も出てきそうだ。

 声明文では「継続的に利上げする」としていた文言が削除されてハト派姿勢が強まるのではないかとみられたが、パウエル議長は会見の席で「年内の利下げはない」と拒絶した。また最近のクレジットのタイト化で金融引き締め効果が出てくるとも言っているので、いちおうはインフレ対応している様子を見せた。

 またドル金利のドットチャートが前回のものと変わらなかったので、利上げの打ち止め感が出てきた。それでドル金利は短期も長期も低下。ドル相場も大きく下落した。ドル円が131円台の前半まで差し込んだのは驚きが少なかったが、ユーロドルが1.09台に乗せてきたのにはちょっとビックリした。ドルの先安感が強まりそうなレベルだからである。

 今日はドル円がさっそく前日のドル安値を下抜けしてきている。なんとかユーロ円のビッドの強さで保っているような感じだが、クロス円も崩れてくるとドル円はひとたまりもないかもしれない。

日本時間 15時00分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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