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 昨日は静かなマーケットだった。目立った動きもなく、金曜日の終値の近くをウロウロするだけだった。ドル円もユーロドルもここ最近の中ではとても小さい値幅にとどまった。もうちょっと雇用統計の後の消化具合を試しにいって、上下動を激しくくりかえすものかと思われていたので意外であった。

 私もユーロドルで上サイドにも下サイドにも注文を出して待っていたのだが、ついに到達することはなかった。まあ無理してポジショニングをしたいという意欲が沸いたわけでもないので、何もできなかったからといってフラストレーションはたまらなかった。

 今週の注目材料はいうまでもなく、インフレ指標の発表である。水曜日にはCPIがあり、木曜日にはPPIがある。またそれに加えて6月にも債務上限を迎えるかもしれないということを前にして、一連のレギュラーの米国債の入札がある。

 これとても利回り上昇の引き金になる状況である。これらイベントを通過して今週待つの利回り水準が、10年もので3.5％、2年債で4.0％を越えているかどうかが今後の道標となる。

日本時間 15時00分

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