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 先週の終わりに近づいてドル金利は上昇し、それにともなってドル相場も高い。ドルの全面高であり、ほとんどドルの高値引けである。米国株も高値水準をキープし、日経先物は３３年ぶり高値を更新してきている。

 IMFがアメリカの今年の成長率見通しを引き上げたあげくに、インフレ撲滅のためにもっと利上げを続けるべきだと提言した。これがドルのイールドカーブをやや立たせることになって、２年債などは利回りが顕著に上がっている。年内利下げも可能性が薄くなってきたということだ。

 ドル円も140円台に乗せてきてからは、ほとんど緩みらしい緩みを見せずに少しずつ値を上げていった。ユーロドルも下がってはいるが、ユーロ円が150円台で堅調なので積極的なユーロ売りにはならない。

 週末にはまったく市場の予想通りに債務上限の引き上げ問題は解決した。議会と政府でいちおうの妥協が図られたようだ。どうせ妥協すると思われていたのだが、やっぱり単なる政治ショーでしかなかった事が判然とした。

 もちろん両党ともに共和党では右派、民主党では左派を納得させて議会をちゃんと通過させることができるかは最後に残るが、日程的には何ごともなく債務問題は無事にクリアしたわけだ。だがその間に傷ついたアメリカ政治の手続きに関するやりかたに、かなりの信用失墜を招いた事は確かだ。

 今日は第二次世界大戦の戦勝を祈念して、英国はバンクホリー、米国はメモリアルデーで休場である。マーケット的には、しばらくこのまま静かに推移して行きそう。

日本時間 15時00分
 

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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