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 今週はドル円が140円台で定着してしまいそうで さらなる上値をうかがう状況であった。実際に東京時間が終わった後に今年の新高値をつけている。そのままドルブルの流れの安価で推移しそうだと思わずにはいられない。またユーロドルンも1.06台中盤となっており、いかにもドル買いに勢いが付きそうな雰囲気だった。

 そんなときに財務省や金融庁の3者会談の話しが伝わってきて、いつもは暗い表情でしゃべるはずの財務官も大きな声で「必要な行動を取る」と主張していた。いずれは当局の問題になるレベルに達するだろうとは思っていたが、存外に早めの見解の発表だった。前回は151円台までいくのを許してしまっているのに、140円台乗せでもう要注意なのかと感じてしまう。

 それに素直に反応したものか、ドル円は139円台のミドルまで下落。いちおうの効果はあったと言えよう。しかしたかだか1円幅だけだという見方もある。つまりドル円の円売りトレンドの流れは変わっていないということだ。結局、ニューヨーク時間を通じてもドル円は140円台を戻すことはできなかったが、円安が食い止められたのかどうか、今の段階で見通すのは難しい。

 連休明けのアメリカでは、債務上限の引き上げで妥協できたと喜べる状態ではないらしい。譲歩しすぎだという反対意見が多く出てきている。このまま議会で投票しても、すんなりとパスするかどうかも疑わしくなってきている。思えばマッカーシー氏が議長に選ばれた時にも、いろいろと約束をさせられるなど、反対派が多かった。議事進行にはまだ予断を許さないようだ。

日本時間 15時30分

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