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 雇用統計はADPの民間調査と同じく、就業者数では大きく上振れた。やはり事前の予想よりも10万人以上も多かったのである。10万人も外れるとは、予想を立てるために本当に調査をしているのかと疑いたくなってしまう。

 大都市のニューヨークとLAを実際に調査するだけでも感触がわかりそうなものだが。おおかた、人の出す予想を当てにいうとして、鉛筆ナメナメなモードで予想しているのが実態なのかもしれない（笑）。

 ともかくも指標発表の直後は多少の混乱を来した。就業者数が大幅に増加しているのに、失業率は悪化したからだ。６月FOMCも利上げに踏み切るのか見送るのか、なかなか見極めが付きにくい結果だ。

 ドル円もユーロドルも上下にブレはしたが、結局、ドル高のほうに軍配が上がった。ドルの短期金利は目立ったほど上がっていないが、米国株が上昇幅を上げてきて、それがリスクテークの流れを増幅したのだろう。

 今週はFOMC前のブラックアウト期間で要人発言も出て来ないなか、経済指標に手がかりを探る転換になるのだろう。現状では６月見送り、７月再利上げというシナリオが本筋になっているが、場合によっては６月に上げてしまった方がスッキリするだろう。再利上げとなるとそれなりの理由を必要とするからである。

 今週と来週は投資信託会社からの新規設定が重なる。だから株買い需要が高まるのは毎年パターンだ。これは官公庁をはじめ、10日頃が最大のボーナス支給の集中日だからだ。そして10日を過ぎると株価が下落するのも、毎年のパターンだ。はたして今年はどうなるのか。

日本時間 15時30分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年7月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

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