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 米PPIも市場の予想に沿うものだった。それでもコア部分がやや強めと出たために、今後のインフレ鈍化に不安視される向きが出てきた。ドル金利は上昇で反応し、短期金利も長期金利も久しぶりのレベルにまで上がってきた。それを嫌気して米国株は頭の重い展開が続いた。またドル相場は堅調となり、ドル円は145円台まで回復し、そのまま高値引けした。

 ドル円は144円台のミドルでスタートした後は、ほとんど押し目を作らずに興味があるのは上サイドだけという感じの攻め方となった。私もドル円を買ってみたいと思ったが、日本がお休みだったので自分も休もうと決め込んだ。週が明けてから145円台にしっかり乗せてきてから買い出しても遅くはないだろう。

 7月下旬の一連の政策金利会合が終わってみて、鮮明になってきたのは円安の進行だろう。クロス円の巻き込んでの円安なのだから、はっきりとドル要因だけではないのは明らか。お盆休み中ではあるが、160円のユーロ円とか見せつけられて、財務省や日銀などから何らかの口先介入が出てくるのかどうか。それが今週の見どころとなろう。

日本時間 15時00分

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