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 FOMCの議事録が出た。内容は決定後の声明通りで、ほとんどのメンバーが利上げを支持し、さらなるインフレの高進も気にしているとのこと。利下げすべきだという意見はまったくなかった。それを確認した後にようやくドル金利は若干の上昇を示した。しかし内容が想定内のことではあり、いきなりドル金利の水準がぶっ放れるということはなかった。

 注目はドル円の動向であった。ここまで日銀の会合以降はひたすら値を上げてきている。145円円台が定着してしまい、さらに上に行きたいための材料探しの様相を呈してしまっている。アジア時間には利食い売りで押しても、145円台の中盤まで。なかなか崩れないでいたところ、ニューヨーク時間になると議事録の公表を前にして、ドル円はついに146円台に乗せてきた。

 議事録が出たらもう少し利食い売りが出てくるかなと思っていたのだが、ドル金利が少なからず上昇したのでドルは全面高の形となった。ユーロドルも夕方にかけてショートカバーしていたのに、前日の安値をも抜けてきたのである。ドル円は146.40辺りまで高値をつけていて、そのまま高値引けとなっている。

 ジャクソンホールでの講演で何か新しいのを見いだそうとする動きが強まるだろう。景気が腰折れしない中、果たして利下げ観測を助長するような見解が示されるのかどうか。

日本時間 15時10分

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