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 昨日はCPIが出た。翌週にFOMCを控えているので、マーケットはちょっと神経質になっている。おおかた利上げを見送る方向でコンセンサスはできているのだが、それでもインフレ率が再加速していないかの安心感を得たいという意気込みからである。

 そのCPIだが、本体はプラス0.6％で高めなのに、それは市場予想通りと言うことでマーケットは大きく反応しなかった。これだけで収まれば凌ぎきったということだろう。為替でいちばん敏感に反応すべきユーロドルがその前後で50ポイントしか動かなかったのだ。そして本尊のドル金利もこれまた小動きに終始した。

 私はユーロドルでショートで持っていたのだが、まったくつまらない動きであった。上下にブレたのだが、ユーロドルは前日の高値も安値も超えられなかった。これほどの拍子抜けのCPIも珍しい。とても金利会合を控えている挙動ではない。私も持っているのが疲れてきたので、ほどよいところで少しだけだが利食えるところで買い戻して終了した。

 そうしたCPIの数字よりも本来ならば重要であるはずのPPIの数字が今晩出る。3ヶ月ほどCPIよりは先行しているはずなので、将来のCPIを見ていく上でも重要なのである。そのPPIも高めのプラス0.5％が市場の予想となっている。高めだ。やはりドル円も上げる方の圧力が高まるのだろう。

日本時間 15時15分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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