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 昨日はマーケットに材料がなかったので、すべてのリスクファクターが小動きだった。関心を集めていた米国債のネガティブ・ウオッチだったが、時間の経過とともに次第に何ごともなさそうだという反応になっていった。

 今週にも迎えるつなぎ予算の更新の期限が迫る中、どうやら妥協が図られそうだというのである。これはいつものことだ。なにがしらの妥結が見られないと、本当に政府機能はシャットダウンしてしまう。債務上限の問題と中東情勢によって、ウクライナの支援のための予算は削られそうではあるが。

 ドル円が151.90まで上がっていき、ついに昨年の高値に並んだ。というよりも今のところは昨年来の高値が上値抵抗線としてテクニカルにふさがっていると言えよう。金融当局による介入警戒感はとても薄く、ユーロ円も交えて円の一段安は時間の問題と言えよう。

 クロス円すこぶる堅調だ。ユーロ円はとうとう162円台のミドルまで押し目もなく上がってきた。いつの間にかポンド円も186円台になっている。他のクロス円も推して知るべしであろう。

 ドル円で介入に形式的な抵抗を示しているので、その分の円売り圧力がドル以外の通貨ペアに流れ込んでいるというのが実情だろう。またそれを裏付けするように米国株もニューヨーク時間では堅調に推移した。

 さて今晩はアメリカのCPIである。自動車労組のストライキのせいで新車販売が高値ブレしているのは織り込んで入るので、多少の高めの物価指数はやむをえないとされている。それは次月発表分では元に戻ることが予想されるからである。しかしどのような数字が出ようとも、目先の日米の金利差は大きく開いているままであり、大勢に大きな変化はない。ドル相場はそれほども下がらない展開が続くものと思われる。

日本時間 15時00分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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