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 ECB関係者が来年の３月にも利下げがありうると発言したことで、欧州債の利回りは低下した。タカ派だと見なされていたメンバーが指摘したので、影響力は大きかった。これは先週のFRBのウォラー理事と同様である。ドル債も利回りが低下して、これで１ヶ月の間に100ベーシスほども短期も長期金利も低下したことになる。

 アメリカの求人指数が少なめに出たが、これは２回前の発表時にも同じようなことがあったのを想起させる。求人数が少なめに出た次の月には、かなり大きめの修正が入ったということだ。それゆえマーケットは無反応だった。このデータをもって雇用状況が緩和していると判断できないと見たわけだ。今週はこれからADP指数も出るし、雇用統計もあるのだから。

 ドル円は朝からおおむね146.80から147.10の間で進行したのだが、夜中の12時に経済指標が発表されたときに一瞬だけ下がってまた元のレベルにもどるというトリッキーな動きをした。求人が少なめに出て、ISMサービス部門がやや良かったので、どちらで反応すべきかの気迷いがあったのだろう。

 私は昼間から147円台でドル円のショートを持っていたので、ちょうど良い利食い場を得ることとなった。しかし戻ったところでもう一度ショートメークしてみたが、なかなかワークしなかった。

 今晩はADP指数である。予想では12万人くらいの増加になっている。しかし本番の雇用統計では18万人くらいの増加が予想されており、それほども就業者数が低いものだろうかと疑われる。結果が大きめに出たときの準備としてドルロングで構えておきたいと思う。

日本時間 15時30分
 

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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