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 昨日は東京時間でドル円が下げて、154円台だったものが153円台の前半まで降下した。これはFOMCや日銀会合を控えてのポジション調整の動きである色彩が強い。ドル円の弱さによって堅調にスタートした日本株も、やや頭打ちの格好となった。やはり金利会合までは動きたくても、積極的に動けないト言うところのようだ。

 ７月ももうすぐ終わりそうだが、７月は過去の統計的に株価はもっともラリーすると言われている。そこで日本株は７月上旬に一気に跳ね上がり、日経平均株価は42500円まで上がり、TOPIXはようやく史上最高値を更新してきて3000ポイントに迫らんとしていた。これは大統領選の討論会でバイデン氏が惨めな姿をさらして、マーケットは既にトランプ態勢になることを見込んだものだ。

 しかしその後はトランプ氏の銃撃やハリス氏の擁立など、選挙戦の行方は不透明感を増した。そこから株価は世界的に大崩れし、日経先物は37500円をした回ってくるなど、５千円以上の下げを演じた。これで７月は高いのだ、と言って安心をしていた人びとの目論見は外れることとなった。

 それと連動性の高いドル円も同じようなものである。161円台の後半から151円台にまで突っ込んだのだ。そして株価と同様に半値にまでも戻し切れていない。水曜日のFOMCではドル金利を下げる方の話しは出てくるのだが、ドル円がさらに底堅さを示すためには米国株をはじめとした株価の堅調さが必要なものと思われる。さて今日から始まる重要イベントを通過してどう反応するのことになるだろうか。

日本時間 16時00分

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