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 いよいよ日銀会合とFOMCである。FOMCでは９月の会合に向けた利下げへの道程が示されるものと考えられている。いまさら「もっとよく指標を見てから」などと主張することはないであろう。またマーケットでのドル金利の先物価格も、それを十分に織り込んでいる。

 一方の日銀のほうであるが、これは毎月の国債の買い入れの減額をするのは既定路線。前回にやるべきはずのものを見送ったからだ。それに加えて25ベーシスポイントの利上げがどうなるかが問題になっているが、昨夜の日経早刷りには「利上げも検討」と出ていたので、実際に利上げを行うかどうかにかかわらず、マーケットに影響を与えた。

 実際にニューヨーク時間ではドル円は155円台に乗せていたのに、利上げ観測のおかげで152円台まで押し戻されている。これは少なからず円のタイトニングを嫌った円ショートの買い戻しの動きが出たものと言える。当然のことながら同時にユーロ円も激しい売りに押され、かなりの下落を演じることとなった。

 そして日銀の結果は日経新聞の早刷りの通りになった。すでにドル円もかなり下げていたし、日経先物もナイトセッションで500円以上も下げを強いられていたので、プライスには織り込み済みと言う感じだった。フレッシュ感がまったくない。それでドル円も日本株もややショートカバーしているというのが東京クローズに向けての動きである。

 さてまたもや日経新聞早刷りの通りという意味では、発表自体にはサプライズはなかった。しかし7月での利上げとなったことや、今後についてみなが説明を待っている状態だ。植田総裁の会見に注目となるし、何と言っても今晩のFOMCとパウエル議長の会見に注目が集まる。

日本時間 15時30分

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