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 私は前日にドル円のショートを147円ちょうどで買い戻して損切りした。それでもその後の値動きを眺めていると、どうしても頭が重たく見えて仕方がない。そこで東京オープン前には147円台を割り込んでいたが、ほぼ買い戻した値段と同値だということでもって、146円台の後半で再びショートにしてみた。

 これもまた147.25でストップロスを置いておくのであるが、これは私のストップがついたときの戻し高値のちょっと外側である。またついてしまうかもしれない。しかしこれは勝負だ。

 東京時間の午後になって、ドル円が軟化した。とくに材料はない。強いて探すならば植田総裁が財政諮問会議で利上げ姿勢を崩さなかったことである。それでも損切りしたことが記憶に残っているので、146円台の前半まで取れて、それで満足してしまった。

 そしてこの後はさらに突っ込んだのに、そのステージには参加しなかったのである。損失を取り戻したいと言うのは個人的な事情なのに、それを市場に持ち込んでしまったという悪い例である。

 休み明けの米国市場では、いよいよ注目のISMと雇用統計待ちとなった。これらは先月の発表時にマーケットを大きく揺るがしたからだ。また日本も被害を免れなかったことは記憶に新しい。日経平均は１万円超の急落を余儀なくされたのだ。リスクオフでドル円も10円超の下落を演じていた。

 そのISMだったが、事前の予想を下回った。そもそもあまり良くないものが想像されていただけに、米国内の景況感は株価とは裏腹に相当に悪いのではないかとの観測が立った。それで米国株は急落。ふたたび先月と同様の事が起こりそうな既視感が漂う。

日本時間 15時45分

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