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 昨日のGDPは事前の予想よりも悪かった。プラス3.0％からプラス3.2％くらいの予想がほとんであったところ、結果はプラスの2.8だった。しかしながらプラス2.8％自体は依然として高い水準の成長率であることに変わりはなく、年内の利下げ予測にはかなりの訂正を余儀なくされるには十分のレベルである。ドル金利は上昇し、特に長期債の利回りは高水準でステイ、そのまま引けている。

 アトランタ連銀のGDPNowの最終値はプラス2.9％だったので、ほぼそれに合致する結果となった。しかし８月の途中まではプラス3.5％％だったのも正確だったとしたら、7-9月期の後半部分で相当に経済は失速したとみなければならない。その間に何があったのか。ジャクソンホールでの「タイム・ハズ・カム」であり、それに伴う50ベーシスの利下げだ。大幅利下げにもかかわらず、成長はかなりの鈍化を示したことになる。
 
 ドル円は153円台のミドルが重いものの、それでも152円台に入るとビッドが旺盛に沸いてくる。押し目買いの意欲が衰えていないのだ。たしかに日銀会合も控えていることなので、ますます円売りしたい気持ちが強くなる。日銀総裁も政府に迎合するわけでもないが、円金利を上げる方向の話しは控えるようにするであろうし。

 そして今日はその日銀会合である。政策金利は変わらずであった。これは実に予想通り。後は夕方の記者会見である。注目されるのは「時間的な余裕がある」のかどうかだ。もしも同じフレーズを繰り返すようであれば、明日の雇用統計にもよるが、連休明けまでに相当にドル円の上昇するのが見込まれる。やはりスモールであっても、ドル円はロングで持ち続けていたいものだ。

日本時間 15時10分

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