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 日本では冬のボーナス支給日が12月10日に集中している。よってそれ目当ての投資信託の新規設定が相次ぐ。そこにお金が入ってくるのを見越してのフロントランニング的な株買いが、この時期は続くことになる。今週がそれに当たる。

 日本独自の慣習なのだが、それに従ってマーケットが動く以上、ローカルなルールだと言って軽視はできない。例年のパターンの一つだと割り切って付き合う必要がある。昨日は日経平均が場中だけで1000円近くも上昇しているのだ。

 そもそも昨日は昨日で日本発の株買いの材料はあった。アメリカの半導体規制においてどうやら日本とオランダは除外されそうだということ。またGPIFが日本株の組み入れ比率を上げそうだという観測記事。ドル円の動きも日本株に振らされるので、どうしても日経先物の動向を見ないわけにはいかないのだ。

 夜中に韓国が「非常戒厳」命令が出て、一時、騒然とした。戒厳令は韓国では民主化以降は初めて。北朝鮮の脅威がにわかに高まったのかとも思われた。夜中の23時くらいに非常戒厳が出されたのだが、軍も出動している。マーケットはリスクオフに。ドル円も148円台まで急落した。

 しかし相手は北朝鮮ではなく、国内の野党である。野党が国家を転覆しているというのだ。国会では与野党がねじれている。日付が変わって１時くらいに勢力が優勢な野党が、戒厳の無効を決議した。それでリスクオフはやや静まった。

 そして朝がたの４時半くらいには大統領が非常戒厳を解除している。それで相場のほうはほぼ完全に元に戻ったのである。日経先物は500円落ちて500円戻した。ドル円も149円台のミドルまで値を戻している。

 今週はFED要人の発言からは12月利下げを支持するコメントが続くが、経済指標はずっと良いものが続いていて、昨日の求人数も上振れとなった。今晩はパウエル議長の発言機会がある。またデータ次第としか言わないのだろうが、今週の雇用データが好調なものが続いた場合、本当に利下げするのかというムードが強くなるかもしれない。

日本時間 15時40分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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