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 さんざん待たされた米中協議の内容は、結果だけから見るとあんまり進展していない。レアアースの制限解除もどうやってやるのかなどの方法論にまで詰めていないし、アメリカ側からの輸出規制にしても前進していない。

 トランプ大統領はCPIの出るちょっと前に「うまく交渉できた」と自画自賛だったが、時間をかけた割には中身の乏しさには目をつぶれない。相当に難航しているのだと解釈する方が自然だろう。

 トランプ大統領の発言とともに、マーケットはリスクオン。そして強ぶくんでいたユーロ円は166円台をさらに駆け上っていった。しかしCPIが低めの結果となったので、それがFEDの利下げの呼び水になるとも思われ、ドル相場は下落。ドル円は急速に１円くらいも下がることとなった。

 またニューヨーク時間の午後にはベンセント長官が真剣に交渉中の18カ国に対しては、関税適用の期限を引き延ばすことを表明した。日本の事情を鑑みてもわかるとおり、そう簡単には期限以内に対米交渉をまとめられるものではない。

 これで一息ついたのかと思いきや、他の国には期限通りに関税をかけるというし、イラクなどの米大使館からの退避との話しも加わり、マーケットでのリスク回避姿勢を強めている。

 今晩はPPIである。やはりインフレ指標なのだが、こちらのほうが春先からの関税問題の影響を諸に受けやすいはず。昨日のCPIと逆向きの結果が出ても驚かないというスタンスで臨まないといけないだろう。

日本時間 15時10分

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【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年6月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX！の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

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