[ドル・円]
来週のドル・円は底堅い値動きか。米景気減速懸念が広がるなか、足元で発表された米国の小売売上高は低調な内容だった。来週は10-12月期国内総生産(GDP)速報値が注目され、前回実績の+4.4%から鈍化すればドル売り要因になりやすい。18日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨や19日発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も注目されそうだ。
一方、2月8日に行われた衆院選で自民党が圧勝し、積極財政は引き続き意識されやすい。選挙は過度な円安が抑えられ、これまでの円売りの巻き戻しにより円買いが進む場面もあったが、円売りは根強いだろう。ドル・円はトランプ米大統領のドル安容認とみられる発言で付けた1月27日の安値(152円10銭付近)がサポートラインとして意識され、同水準を明確に下回った場合、150円を意識した相場展開となる可能性が指摘されている。
【米・10-12月期国内総生産(GDP)速報値】(20日発表予定)
20日発表の米10-12月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.8%と、前回+4.4%から鈍化する見通し。市場予想を下回り、景気減速懸念が広がれば、ドル売り要因となりそうだ。
【米・1月コアPCE価格指数】(20日発表予定)
20日発表の米12月コアPCE価格指数は現時点で前年比+3.0%と、前回実績を上回る見通し。想定通りなら利下げ観測の後退によるドル買いが見込まれる。
・予想レンジ:151円50銭-155円00銭
・2月16日-20日発表予定の経済指標予想については以下の通り。
○(日)10-12月期国内総生産 16日(月)午前8時50分発表予定
・予想:前期比年率+1.6%
民間消費や設備投資が底堅い動きとなったことから、成長率はプラスとなる見込み。ただ、外需は輸出入ともに小幅に減少したとみられ、サービス輸出が低調だったことから、成長率に対しては中立とみられる。
○(米)12月耐久財受注 18日(水)午後10時30分発表予定
・予想: 前月比-1.9%
参考となる11月実績は+5.3%の高い伸びとなった。12月については反動減が予想される。ただ、輸送用機器を除く受注はプラスとなる可能性がある。
○(米)12月貿易収支 19日(木)午後10時30分発表予定
・予想:-558億ドル
参考となる11月実績は-568億ドル。12月については輸出入額の大幅な増加は予想されていないため、貿易赤字は11月実績に近い水準となる可能性がある。
○(日)1月全国消費者物価コア指数 20日(金)午前8時30分発表予定
・予想:前年比+2.0%
参考となる12月実績は前年比+2.4%にとどまった。ガソリン価格の低下が要因。1月については食料品の上昇率がやや鈍化したとみられており、そのほかの項目でも上昇率はやや鈍化しているため、コアインフレ率は12月実績を下回る見込み。
○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(欧)12月ユーロ圏鉱工業生産
・17日(火):(米)2月NY連銀製造業景況指数
・18日(水):(日)1月貿易収支、(NZ)NZ準備銀行政策金利、(米)12月耐久財受注
・19日(木):(豪)1月失業率
・20日(金):(欧)2月ユーロ圏製造業PMI、(米)10-12月期国内総生産、(米)2月製造業PMI
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